ももちどり

4月のまほろば句会 - まなかもなか

2018/04/27 (Fri) 09:22:55

鳥の恋羽ばたき一瞬啼き別れ
行春や有無を言わさぬ死の姿
逝春や四基のサイロ錆厚し
空家ばかりあちこち躑躅咲きにけり

まぼろしの波宜亭罌粟の花真つ赤
鳥の恋延命地蔵を素通りす
鳥の恋ふはりやんはりエロスかな
鳥交る天望台を占拠せり

虫よりも急場でござる鳥の恋
感動の薄き日多し胡瓜蒔く
沢の水川に流れて菫かな
四阿へ届きし日差し鳥の恋

遠出せぬ月日やなんじゃもんじゃ咲く
だんだんと歳時記忘れおぼろ月
不況和音混じりてせわし鳥の恋
ジグザグに跳びはねて啼く鳥の恋

Fコード響くギターや鳥の恋
春光やひき出して牛の目宇宙
水牢の跡クレソンの花真白
居酒屋の黒き格子戸藤の花

雨止みし草の匂ひやおぼろ月
神籬と知らず侵せり恋雀
片羽根でよろけて追うや鳥の恋
産みたての卵の温み春深む

蜷の道水牢跡へつづく道
春雷や鍵穴ばかり響くなり
ふらここや笑ひとまらぬ風の中
体育館床の小窓や若葉風

昨夜は暖かな静かな夜でした。
紫泥さん、あんこちゃん、けんじさんが欠席でこじんまりとした句会でした。

次回は5月24日(木)で兼題は「夏の飲み物(アイスクリーム可)」です。
よろしくおねがいします。

Re: 4月のまほろば句会 - まなかもなか

2018/04/30 (Mon) 17:12:42

もなか選

○ 鳥の恋延命地蔵を素通りす
 天は鳥たちが謳歌し地では穏やかな人たちの穏やかな日常。静かに齢を重ねましょう。

◎ 鳥交る展望台を占拠せり
 ふるさと創生事業で創られた風光明媚な場所の展望台でしょうか。今は人ではなく鳥たちの楽園になってしまったのですか。

○ 遠出せぬ月日やなんじゃもんじゃ咲く
 遠出せぬともなんじゃもんじゃの花に囲まれている月日も良いかも。

○生みたての卵の温み春深む
 産みたての卵と春深むがマッチしていると思いました。好きな句です。

連休が始まったばかりというのになんだか疲れているような・・・だらだらしてます。 

Re: 4月のまほろば句会 - 良

2018/05/03 (Thu) 10:59:01

大型連休ですね-。毎日が日曜日の私も居ながらにして連休の雰囲気を味わっております。柳瀬川と桜の樹の堤防がすぐ近くにあり花が終っても普段いない若い人達が集って来てバーベキューをしたり釣りや散策をしていて「さすが連休だわ-」という感じなのです。

良選

○まぼろしの波宜亭罌粟の花真つ赤
上五中七に対して罌粟の花真つ赤がとても印象的です。

○鳥交る天望台を占拠せり
情景がよく見えて来ました。

○ジグザグに跳びはねて啼く鳥の恋
鳥がわくわくしているような逆に相手にうまく思いが伝わらず焦っているようなジグザグで色々想像出来面白いです。

○Fコード響くギターや鳥の恋
上五中七がとても良かったです。鳥の恋と共演しているのかなと思いました。でも違う季語は入ったらまた違う世界が現れそうで惹かれました。

◎水牢の跡クレソンの花真白
水牢と季語の取り合わせそしてあえて真白としたところが良かったと思います


その他取りたかった句がありました。

○四阿へ届きし日差し鳥の恋
木陰の中にある四阿へも日がさ-っと差す時間があるのですね。より鳥の声が響いて来る感じがしました

○ふらここや笑ひとまらぬ風の中
気持ち良い句で好きでした。選句の時風の道とメモに書き写していましたが中でしたね。

またよろしくお願いいたします。

Re: 4月のまほろば句会 紫泥

2018/05/04 (Fri) 21:12:34

先日は欠席で済みませんでした。選句、以下の通りです。

〇 空家ばかりあちこち躑躅咲きにけり

  空き家も数年経つと、もっとすさまじくなります。躑躅く らいはまだいい方ですが、多い空き家に実感。

〇 雨止みし草の匂ひやおぼろ月
  
  材料が多すぎるとも思いましたが、この季節の景が「草の 匂ひ」という嗅覚でよくまとまっていると思いました。

〇 産みたての卵の温み春深む

  あったかくていいですね。私の今の気分とはだいぶ違うの ですが。

〇 ふらここや笑ひとまらぬ風の中

  こういう気分になれるといいなあ。何かいいことがあった のでしょうね。いいことが上品なことだといいにですが。

◎ 四阿へ届きし日差し鳥の恋

  大きな屋敷でしょうか、静かな公園のようなところでしょ うか。「四阿」「日差し」が「鳥の恋」という季語と感応し ていると思いました。

Re: 4月のまほろば句会 - 智水

2018/05/16 (Wed) 19:31:46

寒い日が続いたと思ったら一気に真夏日。暖房を点けたりアロハに着替えたり。草刈り、田植えの準備も始まりました。
以下、選句です。

智水選
〇まぼろしの波宜亭罌粟の花真つ赤
(前橋るなぱあく、ですね。罌粟の花が鮮やかに浮かびます。)
◎鳥交る天望台を占拠せり
(人の目も気にせず、愛の交歓ですか。石投げてやりましょ。)
〇感動の薄き日多し胡瓜蒔く
(琴線がゆるんでいるのでしょうね。無理するときれちゃうかも。)
〇遠出せぬ月日やなんじゃもんじゃ咲く
(百キロメートル以上の移動がおっくうになりました。なんじゃもんじゃ。)
〇不況和音混じりてせわし鳥の恋
(そりゃあ気取っていたら盗られちゃう。アイラブユーは態度で示そう。)

まひる選
〇まぼろしの波宜亭罌粟の花真つ赤
〇鳥の恋ふはりやんはりエロスかな
〇遠出せぬ月日やなんじゃもんじゃ咲く
◎春光やひき出して牛の目宇宙
〇片羽根でよろけて追うや鳥の恋

ひろ選
〇感動の薄き日多し胡瓜蒔く
〇四阿へ届きし日差し鳥の恋
〇ジグザグに跳びはねて啼く鳥の恋
◎雨止みし草の匂ひやおぼろ月
〇産みたての卵の温み春深む

三毛猫選
◎鳥の恋羽ばたき一瞬啼き別れ
〇虫よりも急場でござる鳥の恋
〇不況和音混じりてせわし鳥の恋
〇春光やひき出して牛の目宇宙
〇産みたての卵の温み春深む

以上です。
三毛猫さんにふたつ採っていただきました。嬉や。
次回もよろしくお願いします。

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