ももちどり

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3月のまほろば句会 まなかもなか

2017/03/23 (Thu) 12:55:45

やすみさんが「まほろばのカレー、美味しいね!」って言うからふたりでカレーを食べてから句会へ。
美味しかったです!

木蓮の支へてゐたる空のあを
春の塵拭ひし雨のひと日かな
花薺屈みて触るる二人かな
一本の土筆を摘むや鳶の声

一枚を脱いで心が春になる
梅園に印半纏柄の足袋
母と娘と繋ぐ片手に土筆揺れ
目薬のとろりとおちて春うらら

香箱を作りて猫の春うらら
春風や浅間に向いて直進す
老犬の背の低きよ雪柳
蟻一匹等身大の影ひとつ

蛍烏賊窓より漏るる島の唄
透明の傘の一団初ざくら
土筆てふ名にある時は愛されし
室のなか独活いっぱいの熱気かな

築二年庭のかたすみ土筆かな
つくしんぼかさぶたの膝駆け抜けり
落ちさうなクレーンの滑車春嵐
つくしつむ梢の上の綿雲や

風船の陰の部分を膨らます
しづけさや蝶の鼓動に息合はせ
つくしんぼ揺れて膝小僧抱いて
最後まで持ちしジョーカー花の夜

まだ硬さとれぬ大地に落椿
水ぬるみ川から沢へここに住み
風吹いて縮こまつたかつくしんぼう
三十路超へ恋の終わりや目刺し喰ふ

U字溝土筆の領土奪ひけり
空の青さえずる声や土筆の子
不揃ひなままに土筆の揺れてをり
いくさよあるなつくし野へつづく空

雨音の途切れし夜の沈丁花
板の間に地下階段や花の昼
新月の尖のまるくなる朧
背を曲げて庭いっぱいの土筆見る

田の端を訪ねて来たりて土筆見ゆ
独活の香や若き母住む萱の家
野火走りやがて紅蓮の遊水地
つくしんぼさえづる声や白い雲

以上です。
選句よろしくお願いします。

次回は4月19日(水) 兼題が「山吹」です。

りょうさん、そちらの句会と重なってしまいすみません。

Re: 3月のまほろば句会 - あんこ URL

2017/03/25 (Sat) 12:44:33

昨日あたりから桜が開き始めました。
寒さが残りますが、春が確実に来ていますね。
選句させていただきました。いい句が多くて、迷いました。

〇一本の土筆を摘むや鳶の声
地上に伸ばした手と、空の鳶の声。
空間の広がりと春の空気を感じます。

〇一枚を脱いで心が春になる
ふわりとしたフレーズがいいです。
また、一枚分脱ぐ、それだけで春の体感を
感じさせるその表現も素敵です。

〇透明の傘の一団初ざくら
何の一団かを想像させるところもいいし、
季語もいい。一人でなく集団で見ている
今年初めての桜の感動が静かに伝わるようです。

〇風船の陰の部分を膨らます
陰の部分、はなかなか言えないと思います。
着眼が素晴らしいです。

◎最後まで持ちしジョーカー花の夜
私の句ですが、今年の「週刊俳句」新年詠に
「ジョーカーの巡つてゐたる三日かな」
という句を掲載いただきました。
ももちどりの作品は、最後までジョーカーを持ってしまっている、
というドキドキ感と最後の二人でのやりとりがよく見えて、
花の夜も何とも合っていて、同じジョーカー句として
親近感もあり、特選として頂きました。

最後に、宣伝です。
Blue Willow Haiku World (by Fay Aoyagi)
というアメリカの方が俳句・短歌を紹介しているHPがあるのですが、
そこの3/21版、一句として私の句を掲載いただきました。
お時間のある時に、一度ご覧いただければ幸いです★

https://fayaoyagi.wordpress.com/2017/03/21/todays-haiku-march-21-2017/

Re: 3月のまほろば句会 まなかもなか

2017/03/26 (Sun) 10:47:15

あんこちゃん 選句ありがとうございます。
今日は花の雨ですね。東京の桜はゆっくりゆっくり開いて行くのでしょうか。
それもいいですね。

 三月の急階段を行けば海  明子

沖縄の海が浮かんできました。

やすみ 選
 ◎ 春の塵拭ひし雨のひと日かな
 ○ 落ちさうなクレーンの滑車春嵐
 ○ 不揃ひなままに土筆の揺れてをり
 ○ 雨音の途切れし夜の沈丁花
 ○ 独活の香や若き母住む萱の家

もなか選
 ○ 透明の傘の一団初桜
東京で桜の開花発表がなされた日は雨でした。
こんな景が見られたかもしれません。 一団といっても静かなストイックな?集団のような気がしました。
「透明」と「初ざくら」のせいでしょうか。

 ○ つくしんぼかさぶたの膝駆け抜けり
つくしの野原を半ズボンの子どもたちが駆けてゆく、そんな場面を想像しました。大概の子が膝小僧に擦り傷、赤チン塗っている子、下駄の子も混じっていたかも。

 ◎ 最後まで持ちしジョーカー花の夜
本当はババ抜きか何かたわいない遊びだったかもしれないのですが「花の夜」でジョーカーの存在感が一挙に急上昇。
かっこよくて怪しい句です。

 ○ U字溝土筆の領土奪ひけり
いつの間にか畔川がコンクリートで固められた農業用水になってしまった。
それでも土筆たちは頑張っています。

 ○ 雨音の途切れし夜の沈丁花
たっぷりと雨を吸って潤った大地。それだけでも豊かな気持ちになれるのに、そこを沈丁花の香が包み込む。
満ち足りた夜です。

Re: 3月のまほろば句会 まなかもなか

2017/03/27 (Mon) 16:36:14

2008年5月よりももちどり句会に参加していらっしゃったTさんが亡くなりました。
明日が告別式です。

 風音へうぐひすの声探しをり

 白梅の額のあかあか残さるる

Re: 3月のまほろば句会 まなかもなか

2017/03/27 (Mon) 16:49:30

白梅の萼のあかあか残さるる

萼に訂正です。

2月のまほろば句会 まなかもなか

2017/02/23 (Thu) 15:45:07

昨夜は久しぶりに三毛猫さんが見えました。他に新メンバーがお一人、初作句とのことでこれからが楽しみです。

会葬の列うぐひすの声しきり
花冷や猫抱き寄せる六畳間
うぐひすの声に振り向く母娘
学生寮「有斐学舎」や梅真白

枝一つ揺らし鶯飛びにけり
この寒さミルクコーヒー四百円
雪のせて岩やはらかくあたたかく
鶯の行きつ戻りつ井戸の端

鶯の声聞かなくて句を作る
死にし子の顔よかりきか匂鳥
如月の土に老僧屹立す
たんぽぽの絮吹きつづけゐて無心

ドライブやコンビニの灯にほっとする
ふきのたう時の光をてのひらに
耕人のうしろすがたを帰りにも
額縁の裏のメモ書き二月尽

缶コーヒー手にあたためて冬びより
梅が香や猫トロットで駆けてくる
きょろきょろと鶯覗く新居かな

きさらぎの川音勇気貰へさう
うぐひすや源氏の君のつらなさけ
通勤の新聞繰る音余寒かな
うぐひすや傘の雫を一振りす

輪郭をやはらかくして春の山
雨土天地かえして寒風さらす
春立つ日友に約束破られぬ
沓跡の踊つてゐたる春の雪

ああ啼いた独居老人ホーホケキョ
こだわりを捨てて梅林散歩道
料峭や城址に残る夫婦石
春はあけぼの母の寝息を確かむる

丘あれば上ってみたり春うれひ
月曜の始発ホームの初音かな
春の野やふた閉ぢらるるオルゴール
白い息肉まんの味わすれさす

うかれ猫今日は何処まで行つたやら
春近し大気ほのかにふくらむ夜
真似されて鶯不意に押し黙り
うぐひすや老いし師の影師のかしら

以上です。
選句よろしくお願いいたします。

Re: 2月のまほろば句会 - りょう

2017/03/02 (Thu) 12:13:00

三月に入りましたね。このところ目が痒く特に朝目覚めた時がひどくいかに刺激をしないかが大変です。今日の雨はそんな痒さちょっと優しい雨となりました。寒いですけど。梅の花も満開ですが今年はちょっと勢いがないな~と感じています。
選句お送りいたします。

○会葬の列うぐひすの声しきり
静寂と哀しさが伝わってきます。

○額縁の裏のメモ書き二月尽
誰が書きどんな事が書かれているのか心引かれました。季語は動くかも知れませんね。

○春はあけぼの母の寝息を確かむる
春眠暁を覚えずですがそれは健康な人、年配の母の眠りにはふと不安を感じます。上七が良いです。

○丘あれば上ってみたり春うれひ
春うれひが効いていると思いました。

◎料峭や城址に残る夫婦石
料峭が利いていてきっちり詠まれている。城の歴史とともに夫婦石にもいろいろな話があるに違いないと想像が膨らみまました。

Re: 2月のまほろば句会 まなかもなか

2017/03/03 (Fri) 10:35:50

りょうさん、選句ありがとうございます。
朝起きて思わず目をこすってしまいました。
早く顔を洗ったほうがいいですね。
選句いたします。

やすみ選
 
 ◎たんぽぽんの絮吹きつづけゐて無心

 ○沓跡の踊つてゐたる春の雪

 ○丘あれば上つてみたり春うれひ

 ○月曜の始発ホームの初音かな

 ○真似されて鶯不意に押し黙り

もなか選

 ○花冷や猫抱き寄せる六畳間

 ○うぐひすの声に振り向く母娘

 ○うぐひすや傘の雫を一振りす

 ○春の野やふた閉ぢらるるオルゴール

 ◎春近し大気ほのかにふくらむ夜

次回は3月22日(水) 兼題が「土筆」です。
よろしくお願いいたします。

Re: 2月のまほろば句会 - あんこ

2017/03/04 (Sat) 13:58:13

梅も終わりになってきて、早くも沈丁花が香りが
しています。今年は早い春ですね。
選句しました。よろしくお願いします★

○会葬の列うぐひすの声しきり
余計に際立って耳に聴こえそうです。

○沓跡の踊つてゐたる春の雪
雪ではなく、春の雪としたところが踊っている感じがします。

○春はあけぼの母の寝息を確かむる
切ないけどほのぼのとしたユーモアも。

◎春近し大気ほのかにふくらむ夜
夜にそういう気配をかんじたんですね、その感覚が好きです。

○真似されて鶯不意に押し黙り
本物よりも上手だったんでしょうか。

Re: 2月のまほろば句会 - けんじ

2017/03/08 (Wed) 19:10:21

今晩は。選句遅くなってすみません。
よろしくお願いします。

○うぐひすの声に振り向く母娘

○たんぽぽの絮吹きつづけゐて無心

○通勤の新聞繰る音余寒かな

○丘あれば上ってみたり春うれひ

◎真似されて鶯不意に押し黙り

Re: 2月のまほろば句会 - 智水

2017/03/11 (Sat) 11:03:57

榛東村は鶯ならぬ魚鷹(オスプレイ)の飛来で大騒ぎ。演習地に土煙を巻き上げながら離着陸する様は予想外の眺めでした。
遅くなりましたが、以下選句です。

智水選

○学生寮「有斐学舎」や梅真白
○春立つ日友に約束破られぬ
○沓跡の踊つてゐたる春の雪
○月曜の始発ホームの初音かな

まひる選

○梅が香や猫トロットで駆けてくる
◎輪郭をやはらかくして春の山
○沓跡の踊つてゐたる春の雪
○ああ啼いた独居老人ホーホケキョ
○春近し大気ほのかにふくらむ夜

ひろ選

◎会葬の列うぐひすの声しきり
○鶯の行きつ戻りつ井戸の端
○ふきのたう時の光をてのひらに
○うかれ猫今日は何処まで行つたやら
○真似されて鶯不意に押し黙り






Re: 2月のまほろば句会 紫泥

2017/03/14 (Tue) 21:35:01

 おそくなりました。昨日の日暮れ、東に向かって帰宅中、田んぼの中の一本道の先に、オレンジ色の春の月がしたたるように昇ってきました。「外にもでよ触るるばかりの春の月」の汀女の句が浮かんできてしまい、俳句は作れませんでした。選句は以下の通りです。
〇如月の土に老僧屹立す
 きりっとひきしまった感じが好きです
〇たんぽぽの絮吹き続けゐて無心
 たんぽぽが無心でも作者が無心でも、無心がいい
〇輪郭をやはらかくして春の山
 近き山は本当にそう見えます
◎沓あとの踊つてゐたる春の月
 酔っ払いじゃないですよね。子供の心かな。
〇こだわりを捨てて梅林散歩道
 本当はなかなか捨てられないのだけれどね。

Re: 2月のまほろば句会 - 三毛猫

2017/03/22 (Wed) 00:05:19

こんなぎりぎりに選句でスミマセン

◎たんぽぽの絮吹きつづけゐて無心
〇ふきのたう時の光をてのひらに
〇額縁の裏のメモ書き二月尽
〇月曜の始発ホームの初音かな
〇春の野やふた閉ぢらるるオルゴール

明日の句会は欠席投句させていただきます

まほろば初句会 まなかもなか

2017/01/26 (Thu) 09:44:37

空を飛ぶ影でありけり木葉雨
乱読の後の眠りや室の花
室咲の花へ話してゐる子ども
縄文の竈跡なり鷹の天

室咲に声ひとしきり窓辺かな
雪降り積む満蒙開拓語る人
まだ少し守られてゐし室の花
赤城山冬榛名山妙義山

凍鶴や脚に秘密のありぬべし
粉雪や手に乗せてみて瑞瑞し
すずなすずしろ縦書きの日記帳
室の花手首の傷の垣間見ゆ

にぎやかに雲のひろがり春まぢか
そつと観る室の花あり母の部屋
ゆつくりとかき回さるる玉子酒
唐辛子体に擦り込み年を越す

水仙の匂ふ細道雲割るる
室咲きの白き乳房の秘めてあり
一歩づつ足裏に雪のきしむ音
寒晴や正午を打ちし時の鐘

霜柱コロボックルの国近し
FAXのペーパー足せり室の花
サンルーム薹の立ちたる室の花
冬の灯や世界を丸く切り取れり

ショパン弾く少女窓辺のシクラメン
初雪や手の平に受けふたことめ
凍星や窓より夜の流れ入る
語らひを終えポケットにあるカイロ

竜の玉ぽろり小さきこぶしかな
一列に並ぶモニター霜夜かな
室花や壁に記せし詩のことば
仄明かりの深夜劇場室の花

手袋の指の先から解かれをり
室の花雷ラーメン開店す
初雪や富士見峠に足いれて
去年今年冬大三角形の中を行く

昨夜はよく晴れて星が綺麗でしたが9時少し前、まほろばをでたときの気温は0℃でした。

次回は2月22日(水)で兼題は「鶯」です。
三毛猫さん、いかがですか?
来月は来れるといいですね。

このページを見てくれたどなたでも句会(俳句)に興味がありましたら覗きに来てくださいませ。





Re: まほろば初句会 - りょう

2017/01/28 (Sat) 21:22:03

昨日は柳瀬川周辺の吟行句会でした。蝋梅、紅梅白梅が咲き三椏の花も一粒開いていました。まだまだ寒いですが来週末は立春ですね~。
五句に絞りましたが佳句が多かったです。


○縄文の竈跡なり鷹の天
鷹の天が良い。天は変らず青くあるのですね。

○凍鶴や脚に秘密のありぬべし
読んでみて本当にと思わされました。

○まだ少し守られてゐし室の花
想像が広がる句です。季語も効いている。

○室花や壁に記せし詩の言葉
詩の部屋ですね。まほろばの部屋でしょうか中七が良い。

◎一列に並ぶモニター霜夜かな
硬質なモニタ-と柔らかさのある霜の質感がとても良いです。

今年もよろしくお願いいたします。

Re: まほろば初句会 紫泥

2017/01/29 (Sun) 21:25:48

 寒さもちょっと一休み。内外共に信じられないような出来事ばかり。世の中の変化が1日単位で見られるのは幸なのか不幸なのか。今の変化は後者だと思います。俳句を世界文化遺産にという動きもあるようですが……。
 選句以下の通りです。
〇室咲きの花へ話している子ども
 絵本にでもでてきそうな光景です。写実のようでもあり、幻想のようでもあり。
〇雪降り積む満蒙開拓語る人
 「雪降り積む」がつきすぎると言えば言えますが、歴史的な重さにコロリといってしまいました。
◎すずなすずしろ縦書きの日記帳
 「縦書きの」は修飾語だけれど名詞+助詞。前半のひらがな、後半の漢字、破調だけれどリズムがいい。
〇語らいを終えポケットにあるカイロ
 夢中になって忘れていたのか、失礼と思い手が入れられなかったのか、いずれにしてもホッとした瞬間が切り取られていると思いました。
〇手袋の指の先から解かれをり
 これも開放感と読みました。手袋そのものから解放されたのか、冷たさが解けていったのか?

Re: まほろば初句会 - あんこ URL

2017/01/30 (Mon) 21:23:50

遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします☆
選句させていただきました。

〇乱読の後の眠りや室の花
詠み疲れていつのまに眠り込んでしまったのでしょうか。
室の花が静かに明るく眠りを守っているようです。

〇縄文の竈跡なり鷹の天
鷹の飛ぶ空との取り合わせに、長い時の流れを感じます。

〇すずなすずしろ縦書きの日記帳
調子がいいし、縦書きの日記帳がしっくりあっていると思います。

◎初雪や手の平に受けふたことめ
ふたことめ、がとてもいいと思います。
初雪の喜びの第一声ではなく、次の言葉に焦点を
当てたことで、何を言ったのだろうと想像が膨らみます。

〇室花や壁に記せし詩のことば
壁に記した詩はどんなことばなんでしょう。

Re: まほろば初句会 まなかもなか

2017/01/31 (Tue) 10:25:39

今シーツを干そうと外に出たら寒い!寒い!
晴れているのに風が冷たいのです。

○乱読の後の眠りや室の花
 外は寒いのにここは暖か、ハイビスカスも大きく育ってくれています。カウンターには詩集が数冊。
そんな中で眠っている人は誰?お客さん来ますよ!

○室咲に声ひとしきり窓辺かな
 窓辺には大鉢のシクラメン、そして声の主はたぶん女性。

◎すずなすずしろ縦書きの日記帳
 リズムが好き、それから清らかなイメージ。
すずなすずしろという古風な言い回しと今時少なくなったかもしれない縦書きの日記帳の取り合わせの妙。

○寒晴れや正午を打ちし時の鐘
 なんだか整いすぎというか正統派と思われる句。
思わず採ってしまいました。川越の鐘ですか?

○冬の灯や世界を丸く切り取れり
 雨か雪の日に街灯の周りを見ているとこんな感じ。
景が見えてきます。

Re: まほろば初句会 - 三毛猫

2017/02/07 (Tue) 23:22:06

今晩は、選句遅くなりました。ようやく選句できる時間が取れました。
年が明けたら、あっという間に2月になってしまいました。

選句です
◎凍て星や窓より夜の流れ入る
  感性が素敵
〇霜柱コロボックルの国近し
  霜柱は地下のお城みたいですよね
〇凍鶴や脚に秘密のありぬべし
  物語めく想像が広がります
〇初雪や手の平に受けふたことめ
  二言目はどんな言葉なのでしょうか
〇去年今年冬大三角形の中を行く
  足音の中に年あらたの決意が聞こえそう

今月は参加できそうです
宜しくお願いします

Re: まほろば初句会 - けんじ

2017/02/08 (Wed) 20:41:32

今晩は。選句遅くなってすみません。
よろしくお願いします。

○すずなすずしろ縦書きの日記帳
○霜柱コロボックルの国近し
○初雪や手の平に受けふたことめ
◎凍星や窓より夜の流れ入る
○語らひを終えポケットにあるカイロ

Re: まほろば初句会 - まひる

2017/02/09 (Thu) 14:26:53

 今、雪が降ってきました。細かな、こまかな雪です。こういう雪はいつの間にか積もっていることが多いので、気をつけなくちゃね。
 まほろばを包む光は、春の色を帯びてきました。ときどき通る妙見寺ちかくの土手にある桜は、2,3咲き始めました。これからの季節は、どきどきするような発見の連続です。

まひる選

◎室の花手首の傷の垣間見ゆ
 物語を感じます。なぜ傷ができたのか?どんな生活をしていたんだろう?何を見たのだろう?室の花が、ガラスを通す光とともに傷を癒してくれそうです。
○唐辛子体に擦り込み年を越す
○一列に並ぶモニター霜夜かな
○仄明かりの深夜劇場室の花
○去年今年冬大三角形の中を行く

ひろ選

◎粉雪や手に乗せてみて瑞瑞し
○ゆつくりとかき回さるる玉子酒
○冬の灯や世界を丸く切り取れり
○凍星や窓より夜の流れ入る
○手袋の指の先から解かれをり

智水選

○空を飛ぶ影でありけり木葉雨
○雪降り積む満蒙開拓語る人
○まだ少し守られてゐし室の花
○一歩づつ足裏に雪のきしむ音
◎室の花雷ラーメン開店す

以上です。まだまだ寒波は居座る様子です。皆様、ご自愛を。

12月のまほろば句会 まなかもなか

2016/12/22 (Thu) 10:05:16

日向ぼこをかしき顔をしたがる子
焼き芋を買ふて病院帰りかな
風さなか切なき声の焼藷屋
立たされし子のやうにある冬の星

焼き芋の英字新聞神保町
羅刹女の喉切り割いてゐる虎落笛
綿虫にとりつかれては迷いあり
ポケットに小銭貯まる日芋を焼く

呼ぶ声の悴んでをり防波堤
寒柝やポケットへ星しまはるる
妙齢の一重まぶたや枇杷の花
遠くへは行けぬ靴音冬の空

焼き芋や春日通りのホームレス
補習する窓や焼芋売りの声
田畑売る話すすまず年の暮れ
物忘れ嘆く母の背冬日向

塗り立ての外階段や冬木立
一駅を歩く寄り道白山茶花
結氷期県庁裏の男松
振り向きてまた振り向きし兎かな

焼き芋を喰う黄金の昼さがり
安下宿焼き芋抱いて帰ろうね
焼き芋をかぞえてばかり食べられず
枯菊やセピアの母はわれを抱く

焼藷食む連絡帳を捲りつつ
冬の鵙芙美子の大き厨窓
ビブラートの語尾の長かり焼藷屋
焼藷の半透明の光かな

学成らずお芋お芋お芋かな
焼芋や黄金(きん)の平和を割りて喰ふ
君急ぐかたちのこしたマスクかな
万屋の爺のお薦め S 蜜柑

佳句がたくさんあったのでしょうか。選句5句に絞るのが難しかったです。
案の定選がばらけました。
東京組がどんな句を選んでくださるか楽しみです。

りょうさん お風邪のぐあいはいかがですか?
無理をなさらないでください。

Re: 12月のまほろば句会 - あんこ URL

2016/12/24 (Sat) 15:02:18

今年もけんじともども参加させていただき、
どうもありがとうございました!
いい句が多かったです。
来年もよろしくお願いいたします★


○焼き芋を買ふて病院帰りかな
病院の後のほっとした感じでしょうか。
焼芋の温かさが、作者の心のようでもあります。

○立たされし子のやうにある冬の星
こういう発想は自分にはなかったし、いいと思います。

○結氷期県庁裏の男松
何だかやせ我慢でカッコイイ感じ。

◎ビブラートの語尾の長かり焼藷屋
その通りなんですが、「ビブラート」と形容されて、
こう詠まれると音が鮮明で、何とも哀愁ある句に
なっているとますます思うのです。

○焼芋や黄金(きん)の平和を割りて喰ふ
「黄金の平和を割る」っていう表現に痺れます。
ルビはなくてもたぶん大丈夫かも。
いろいろな思いがありそうです。

Re: 12月のまほろば句会 - りょう

2016/12/27 (Tue) 12:39:53

今年もいよいよ数え日となりましたね~。
すっかり風邪にやられてしまいましたが何とか復活しつつあります。年々風邪を引くと長引く感じでトホホです。
今年最後のまほろば句会楽しみつつ選句いたしました。佳句が多かったです。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさまお元気でよいお年をお迎えくだい。

○立たされし子のやうにある冬の星
寂し気ですが光っている。冬の星が効いている。

○焼き芋の英字新聞神保町
焼き芋屋さんと英字新聞が面白い神保町だからこそかも。

○呼ぶ声の悴んでをり防波堤
寒い感じが伝わって来ます。何があったのかなという思いも。

○遠くへは行けぬ靴音冬の空
小さな子かまたは足を痛めているのか普通の足音では無いちょっと切なさもある。

◎焼芋や黄金(きん)の平和を割りて喰ふ
焼き芋の黄金色で充実感が伝わってきます。平和だからこそでしょうね。美味しそうです。

Re: 12月のまほろば句会 まなかもなか

2016/12/29 (Thu) 21:11:54

あんこちゃん りょうさん 選句ありがとうございます。
また毎回、佳句を投句していただきまほろば句会のレベルアップそして励みとなります。
来年も引き続きけんじさん、あんこちゃん、りょうさん、何とぞよろしくお願いいたします。

○呼ぶ声の悴んでをり防波堤
 寒々とした波音と景が浮かんできます。
 どうしてこんなところで誰を呼んでいるのですか?

○田畑売る話すすまず年の暮れ
 このあたりは売りたがっている農家さんが多いのでしょうね。

○冬の鵙芙美子の大き厨窓
 台所の窓が大きいのは気持ちいいですよね。
 料理をしながら外を眺めたり風を感じたり。

○学成らずお芋お芋お芋かな
 学生というものはいつもお腹が空いているのでしょうか?「腹が減っては・・・」ですね。

◎焼芋を喰う黄金の昼下り
 あつあつのお芋を割ったときの透き通るような黄金色。庶民的な焼芋が昇華された瞬間。
 それを黄金の昼下りと。
 
次回は1月25日(水)で兼題は「室咲」です。

皆さま 良いお年を♪

Re: 12月のまほろば句会 紫泥

2016/12/30 (Fri) 21:11:38

いよいよ、今年も明日だけになりました。年末年始、天気だけはよさそうです。まひるさん、まなかもなかさん、先日は年末のお忙しい中、本当にありがとうございました。
 選句は次の通りです。
◎焼き芋の英字新聞神保町
 焼き芋の袋が英字新聞、田舎者としては、さすが都会だなと思いました。「神保町」も効いていますね。
〇呼ぶ声の悴んでおり防波堤
 「声が悴む」、文学的な表現だと思いました。防波堤、しぶきが飛んでくるような寒さです。それほど風がなくても寒い。
〇田畑売る話進まず年の暮れ
 私的な事情を吐露した何でもない句のようですが、世の中のもどかしさを象徴しているように感じました。
〇振り向きてまた振り向きし兎かな
 テレビで雪兎が逃げていく様子を見ました。少し進んでは振り向く兎、赤い目と耳だけが目立っていました。どうして一目散に逃げないのでしょう。写生句の真骨頂と思いました。
〇君急ぐかたちのこしたマスクかな
 最近のマスクは針金が入っているのが多い。そうでなくても、はずしたマスクが使っていた時のままのかたちで置いてあることがある。句の後半が生きていると思いました。

Re: 12月のまほろば句会 紫泥

2016/12/30 (Fri) 21:30:08

ごめんなさい。最後の句(君急ぐ……)、間違いです。
〇学成らずお芋お芋お芋かな
を選んだのでした。「学成らず」に多少引っかかったのですが、リフレインがこっけいでいて悲しさを表しているようで面白い句だなと思いました。

Re: 12月のまほろば句会 - 智水

2017/01/03 (Tue) 16:54:44

喪中につき新年のご挨拶を遠慮させていただきます。
というわけで、年が明けてしまいました。
去年の選句ということになります。

智水選

◎日向ぼこをかしき顔をしたがる子
 日にあたっているだけのことなので、どういう顔をすればいいのか分からずにいる子供ですね。

〇風さなか切なき声の焼藷屋
 たぶん録音の声でしょうか。上州のからっ風に吹き消されそうな景です。

〇立たされし子のやうにある冬の星
 一番星か、一等星か。ぽつんと目立って寂しそう。

〇物忘れ嘆く母の背冬日向
 母は毎日日当たりのよい部屋でなにをするでもなく過ごしています。ときどき、今日は何日だっけ?と電話をかけてきます。

〇結氷期県庁裏の男松
 群馬県庁は利根川の断崖の上にそそり立っています。旧庁舎の黒松でしょうね。寒そう。

まひる選

〇日向ぼこをかしき顔をしたがる子
〇妙齢の一重まぶたや枇杷の花
◎一駅を歩く寄り道白山茶花
〇ビブラートの語尾の長かり焼藷屋
〇君急ぐかたちのこしたマスクかな

ひろ選

〇焼き芋を買ふて病院帰りかな
〇風さなか切なき声の焼藷屋
◎遠くへは行けぬ靴音冬の空
〇振り向きてまた振り向きし兎かな
〇物忘れ嘆く母の背冬日向

以上です。今年もよろしくお願いします。





Re: 12月のまほろば句会 - 三毛猫

2017/01/06 (Fri) 22:27:55

明けましておめでとうございます。
思うようにまほろばに参加できなくて残念ですが
今年もよろしくお願いいたします
選句です

◎呼ぶ声の悴んでをり防波堤
〇遠くへは行けぬ足音冬の空
〇ビブラートの語尾の長かり焼き芋屋
〇物忘れ嘆く母の背冬日向
〇焼き芋の英字新聞新保町

1月もお休みです
今度こそ忘れず投句したいと思います

Re: 12月のまほろば句会 - けんじ

2017/01/15 (Sun) 19:13:07

今晩は。選句遅くなってすみません。
よろしくお願いします。

○焼き芋の英字新聞神保町
○呼ぶ声の悴んでをり防波堤
○寒柝やポケットへ星しまはるる
◎枯菊やセピアの母はわれを抱く
○ビブラートの語尾の長かり焼藷屋

11月のまほろば句会 まなかもなか

2016/11/17 (Thu) 10:23:41

スーパームーンの翌々日、昨夜の月も綺麗でした。
テーブルには食べ放題の林檎と柿とみすず飴。
いつものメンバーで和やかな時間を過ごしました。

三日月や影をふみふみもらい風呂
流るるも留まるるもあり散り紅葉
短日や窓のしつかり閉ざさるる
しぐるるや闘ふ牛の目のまつ赤

初時雨一本折れし傘の骨
手袋の中に化石へ触れし指
雪嶺やスーパームーンの動かざる
夕時雨石段街で飴を買ふ

ふと力抜けてゆきたる秋桜
木の葉しぐれ池のほとりの木のベンチ
しぐるるや軍艦のごと競馬場
バス停の屋根の低きや片時雨

囚われし猪眠る小春かな
いそいそと車のワイパー初時雨
冬の日や外まで並ぶ喫茶店
籐椅子は北斗七星恋しかり

溶けてゆくムンクの油彩初時雨
膝抱いて一人寒さに残さるる
閉店の時雨の街になりにけり
から松の落葉しきり水のこゑ

鳥の声しぐれの後へ戻りたる
聞き取れぬ言葉のやさし小春かな
しぐるるや背中に受ける独り者
露天風呂冬の乳房の並びをり

片時雨スマホ雲なし天気予報
歳時記や机の上の京時雨
のら猫や人など見えぬ日向ぼこ
ほおずきや少女のほっぺひとりごと

線分になれず時雨となりにけり
滝雲の降りてきたりし紅葉山
夕しぐれいだけばかろき子猫かな
毛糸編む女にをんなの物語

しぐるるや大きな花柄さしてをり
手の甲で拭ふ小春の涙かな
ゴルファーのうつむいて行く時雨かな
朝時雨友の病の知らせあり

以上です。
選句よろしくおねがいします。
通りがかりのかたの選句もお待ちしてます。

次回は12月21日(水)です。あっ冬至の日ですね。
兼題は「焼藷」です。

Re: 11月のまほろば句会 - りょう

2016/11/21 (Mon) 16:12:33

11月も後半となり街路樹もさかんに葉を落としています。9年ぶりに花を咲かせた柚子の木に9個の実が付き色づきました。さて収穫はいつが良いかと毎日眺めています。
今回も楽しみながら選句させて頂きました。

○夕時雨石段街で飴を買ふ
旅先での風景を感じます夕時雨が良い。

○ふと力抜けてゆきたる秋桜
秋桜には何か郷愁がありほっとします。

○囚われし猪眠る小春かな
上五中七に対しての小春がやさしく効いている。

○毛糸編む女にをんなの物語
人にはそれぞれの物語がありますが毛糸編むの表現でより深く何かありそうな感じが強まります。

◎しぐるるや闘ふ牛の目のまつ赤
時雨れている中で黒い牛の目が興奮と闘志で充血して来る。動物の世界のすさまじさを感じます。

来月は冬至の日ですか~早いですねー。又よろしくお願いいたします。

Re: 11月のまほろば句会 - まひる

2016/11/22 (Tue) 13:55:56

 天気がくるくると変わり、明日は雪が降るとか。まほろばの欅はほとんど葉をおとしました。柚子は大豊作。昨年が裏年だったので昨年の分までなったようです。かわりに蜜柑だ5~6個しかなりません。果樹の不思議です!!

まひる選

○初時雨一本折れし傘の骨
昨年も今頃使った雨傘。開いてみると骨が折れている・・・。
ぜひこのままさして歩いてください、大したことではありませんから。

○夕時雨石段街で飴を買ふ
伊香保の街でしょうか、しっとりとした景色と飴に手を出す人物の心情がほほえましい。

○バス停の屋根の低きや片時雨
バス停に座って上を見ると、低い屋根。おや、その向こうには時雨が。ふっとしたときの気づきの流れがいいですね。

◎溶けてゆくムンクの油彩初時雨
溶けていくのは形ではなく油絵の具。ちょっとばかり時雨と離れているような気がしますが、ムンクの絵の新しい見方を感じました。

○閉店の時雨の街になりにけり
まるでまほろばのような・・・。でも、ビルに囲まれた都会の方が絵になりますね。

智水選

◎しぐるるや軍艦のごと競馬場
○閉店の時雨の街になりにけり
○しぐるるや背中に受ける独り者
○毛糸編む女にをんなの物語

ひろ選

○ふと力抜けてゆきたる秋桜
◎溶けてゆくムンクの油彩初時雨
○閉店の時雨の街になりにけり
○聞き取れぬ言葉のやさし小春かな
○しぐるるや大きな花柄さしてをり

次回は今年最後の句会。
がんばるぞー!! でも「焼藷」か、どうしよう?

Re: 11月のまほろば句会 - あんこ URL

2016/11/22 (Tue) 22:05:01

実は私が担当しているカルチャー俳句講座の
今月の題は「時雨」!!
なんという偶然でしょう、今月は時雨三昧でした。
また、来月よろしくお願いいたします★

〇三日月や影をふみふみもらい風呂
ひとりではないんでしょうね。もらい風呂なんて
今は懐かしい感じがしますが、味があります。

〇しぐるるや軍艦のごと競馬場
「軍艦のごと」がいいです。ハッとしました。

〇しぐるるや背中に受ける独り者
独り言でないんですね。独身の人が何かつぶやいているの
でしょうか? 怖いようなユニークのような面白さ。

〇露天風呂冬の乳房の並びをり
冬の乳房、って健康的な色気があります。
楽しそうな旅の宿という感じがします。

◎ゴルファーのうつむいて行く時雨かな
時雨がよく生きているし、絵がはっきり見えて、
どんな試合だったのか、いろいろ想像しました。

Re: 11月のまほろば句会 まなかもなか

2016/11/24 (Thu) 13:34:48

生まれて初めて空を飛ぼうと決心した日は大風、そして天気予報は雪のマークでした。
翌日の今日は朝8時前からとうとう雪となりました。
まだ降っています。

○囚われし猪眠る小春かな
 囚われてひと暴れして諦めのふて寝だろうか。
でも外見は小春日のなか平和そのものに。
もしかしてどこかの親子?夫婦?
いえいえ考えすぎでした。

○溶けてゆくムンクの油彩初時雨
 ムンクの暗い色彩に初時雨で少し湿り気と明るい色を感じました。ただの時雨でなく初時雨がよいと思いました。
 今日は初雪です。

○毛糸編む女にをんなの物語
 これはもう葉月さよりさんがぱっと目に浮かびました。
彼女はパッチワークも上手ですが編み物のプロらしい。

○手の甲で拭ふ小春の涙かな
 これは可愛くていつも一生懸命なうちの孫です。

◎バス停の屋根の低きや片時雨
 むかし法師温泉あたりから日向見温泉まで林道を歩きました。それはそれは綺麗な冬紅葉の径でした。午後3時を過ぎると山は急に冷え、バス停は私達ふたりだけ。そう言えば時雨の空だったような。「片時雨」すてきな言葉ですね。

Re: 11月のまほろば句会 紫泥

2016/12/02 (Fri) 15:44:32

選句、遅くなってすみません。うっかりしていました。もう師走ですね。
◎しぐるるや軍艦のごと競馬場
〇囚われし猪眠る小春かな
〇膝抱いて一人寒さに残さるる
〇閉店の時雨の街になりにけり
〇聞き取れぬ言葉のやさし小春かな

Re: 11月のまほろば句会 - 三毛猫

2016/12/12 (Mon) 00:07:59

今晩は
句会の紙が見つからず・・・遅くなりました
もう今年もあと20日です

〇三日月や影をふみふみもらい風呂
◎初時雨一本折れし傘の骨
〇囚われし猪眠る小春かな
〇閉店の時雨の街になりにけり
〇手の甲で拭う小春の涙かな

12月は句会の日、仕事ですので投句致します
早いですが・・・
皆さん良いお年をお迎えください

Re: 11月のまほろば句会 - けんじ

2016/12/13 (Tue) 23:16:52

けんじです。選句遅くなってすみません。
よろしくお願いします。


○夕時雨石段街で飴を買ふ

○バス停の屋根の低きや片時雨

○冬の日や外まで並ぶ喫茶店

◎鳥の声しぐれの後へ戻りたる

○ゴルファーのうつむいて行く時雨かな

10月のまほろば句会 まなかもなか

2016/10/20 (Thu) 12:18:55

今夜の兼題は「柿」でさっそくまひるさんが筆柿という柿を剥いてテーブルに用意してくださっていました。
果物大好きなけんじさん、食べに来てください!

初柿を小さき両手に載せにけり
一面のコスモス少女の髪乱れ
黄葉や壁にとりどりえがかれ
皿洗ふ水の温さや秋深む

柿食つてもの言いたげな午後の客
干柿の魔除けのやうに吊られをり
海底を抜け来し列車豊の秋
草の花少し離れて夫のをり

一木の柿縁側に父とゐし
柿の木の甘き重さに耐えてをり
「産み立ての卵あります」萩の家
ドバトムクドリ住みかはるぞよ稲のあと

秋牡丹一群揺れぬ電車道
もらい柿糸引き垂れる閑居かな
冗談のやうな満月出てゐたり
花野への橋渡り行く郵便車

透明なところにありし柿の種
腕あげ月掴まんと踊りけり
柿の実と数競ひ合ふ群雀
渋柿も甘くなりしか北帰行

柿の実の日の色になる朝かな
筆柿の身に余るほど種宿し
広い空トンビまわつて音はなし
柿の実のほどよき固さ頬張れり

捨てられしごとく馬具あり花芙蓉
木守柿一両電車過ぎにけり
杉の秀へ触れてするりと月上る
柿の木の上父の声空光る

秋雨やコーヒーカップに二雫
黒柿百年今年も葉を落し
丈低きたわわなる柿庭の隅
秋灯それぞれちがふ窓の色

密着の極まつてゐし柿の蔕
たわわなる柿の門より男の子
たこ焼きをひつくり返し星月夜
するすると柿むく父や日差なか

以上です。
また選句をよろしくお願いします。

次回は11月16日(水)でまた志木句会と同じ日です。
良さん、すみません。
兼題は「時雨」です。

Re: 10月のまほろば句会 - あんこ URL

2016/10/21 (Fri) 19:21:08

昨日はお休みがとれたので、千葉句会の吟行に参加しました。
場所は野田のキッコーマン醬油工場。初めての場所と句会、
楽しかったです。
選句させていただきました。

★ごめんなさい、特選をつけてませんでしたので、
 追加いたしました。

○柿食つてもの言いたげな午後の客
咀嚼しおわって、言おうか言うまいか、惑っている口が見えるようです。

○一木の柿縁側に父とゐし
庭の父と子供。柿が味わい深いです。

○柿の木の上父の声空光る
亡くなったお父様でしょうか。見上げた柿の向こうに
父へのさまざまな思いが広がっていくように感じました。

○秋灯それぞれちがふ窓の色
たしかにそうですよね。そこに帰っていく人の姿も想像できます。

◎たわわなる柿の門より男の子
最後の男の子の意外性。そして可愛らしさ。
こういう句はとても好きです。

Re: 10月のまほろば句会 - りょう

2016/10/22 (Sat) 19:50:55

秋の日の晴天が続きませんね。あんこちゃん吟行はお天気に恵まれお醤油の香ばしい匂いいっぱいだったのでしょうね。
今日ス-パ-へ行ったら筆柿売っていました。明日買ってみようかな~。
選句しました。よろしくお願いいたします。

○初柿を小さき両手に載せにけり
小さき手は未来ある子の手ですね。初柿が良いです。

○杉の秀へ触れてするりと月上る
杉の木の天辺と月明りが影絵のように美しい。

○秋灯それぞれちがふ窓の色
窓の灯りがそれぞれにくっきりと見える秋ならではの澄んだ空気が感られます。

○するすると柿むく父や日差なか
秋の平和なある日の風景。母でなく父がとても良い

◎「産み立ての卵あります」萩の家
看板文字だけの上五中七に対して萩の家が抜群。風情があり新鮮さと清潔感も伝わってきます。

Re: 10月のまほろば句会 まなかもなか

2016/10/25 (Tue) 20:27:25

あんこちゃん 良さん 選句ありがとうございます。

昨日は良いお天気、今日は曇りのち雨そして明日は気温が今日より13℃上がる予報。
体調を整えて水澄む秋を満喫したいものです。
選句です。

○干柿の魔除けのやうに吊られけり
山あいの茅葺屋根の家の軒に簀垂れのように吊られている様は魔除けだったのですね。
もし山姥が来ても山姥が柿を食べている間に逃げることができますね。

○「産み立ての卵あります」萩の家
そう言えばまほろばへ行く途中にこんな看板がありました。うまく俳句に仕立てたと思いました。

○筆柿の身に余るほど種宿し
「身に余る」という措辞が面白いと思いました。
謙虚なのだか、そうではないのか。

◎柿の実のほどよき固さ頬張れり
わたしも固いのが好きです。おいしそう!頬張りたい。

○木守柿一両電車過ぎにけり
前橋から東毛地区へ行く上毛電鉄の景です。
目に浮かびます。

○黒柿百年今年も葉を落し
「黒柿」は知らないのですが気品があり厳かな感じがして気になりました。

Re: 10月のまほろば句会 紫泥

2016/10/29 (Sat) 19:56:24

 先日は、大変お世話になりました。寒いですね。筆柿生まれて初めて食べました。70年間「筆柿」の存在そのものを知らなかったということを我ながら驚いています。
◎初柿を小さき両手に載せにけり
〇柿食つてもの言いたげな午後の客
〇「産みたての卵あります」萩の家
〇筆柿の身に余るほど種宿し
〇たわわなる柿の門より男の子

Re: 10月のまほろば句会 - 智水

2016/10/31 (Mon) 14:19:01

やっと秋の行事が一段落。それにしても、あれこれよく片付けられたものです。昨日のソフトボールではピッチャーをやりました。スローピッチという山なりのボールを下手から投げればいいのですが、今日は肩が痛いのですから情けない。
以下、選句です。


智水選

〇干柿の魔除けのやうに吊られをり
荒縄に吊された黒いオブジェですね。

〇柿の木の甘き重さに耐えてをり
鈴なりの筆柿。しかも甘い。

〇「産み立ての卵あります」萩の家
この間こんな卵をいただいたところでした。

◎冗談のやうな満月出てゐたり
辻征夫に「満月や大人になってもついてくる」あり。
思い出しました。

〇するすると柿むく父や日差なか
ナイフでするする、くりっとえぐってぱくり。

まひる選

〇柿食つてもの言いたげな午後の客
◎柿の木の甘き重さに耐えてをり
〇捨てられしごとく馬具あり花芙蓉
〇黒柿百年今年も葉を落し
〇するすると柿むく父や日差なか

ひろ選

〇柿食つてもの言いたげな午後の客
〇筆柿の身に余るほど種宿し
◎杉の秀へ触れてするりと月上る
〇たわわなる柿の門より男の子
〇するすると柿むく父や日差なか


Re: 10月のまほろば句会 - 三毛猫

2016/10/31 (Mon) 22:34:33

今晩は
朝晩寒くなりました。なんだか秋があったのかなって・・・・
我が家の柿の実もだいぶ色ついてきました。今年も頑張って干し柿作ろうと思っています。去年は黴てしまいました。

〇筆書きの身に余るほど種宿し
〇透明なところにありし柿の種
◎柿の実のほど良き固さ頬張れり
〇たわわなる柿の門から男の子
〇腕あげ月掴まんと踊りけり

以上です

11月は参加できそうです。よろしくお願いします

Re: 10月のまほろば句会 - けんじ

2016/11/14 (Mon) 21:42:56

けんじです。度々選句遅くなってすみません。
おいしそうな柿の句が多くてよかったです。
よろしくお願いします。

○草の花少し離れて夫のをり
○冗談のやうな満月出てゐたり
○筆柿の身に余るほど種宿し
○秋灯それぞれちがふ窓の色
◎するすると柿むく父や日差なか

9月のまほろば句会 まなかもなか

2016/09/30 (Fri) 10:32:40

今夜は十数人の夕食会が入っていて智水さん、まひるさんはそちらの接待をしつつ入れ替わりつつの参加でした。
いろいろと手際よくこなす様はさすがプロ、今更ながらすごい!と思いました。

宵闇を塾の鞄の子どもかな
花すすき軍用車過ぐまた過ぐる
花すすき時々届く波の音
帰り道わからなくなる芒原

芒揺れ灯火いよいよ細くなり
マヌカンの首恐ろし捨案山子
夕立やゆつくりとしたマムシかな
三代目守りし稲穂深き空

秋光の音楽室に集ひをり
モノクロの風の絵本やからす瓜
空広き信濃追分水引草
啼くことをためらつてゐる芒泣く

いつか見し芒の奥の我が家かな
薄活くネイルアートや若師匠
黒葡萄青葡萄みんな種なし
いさかひのとけてふはりとすすきかな

芒波呼び出し音の強くなり
鶺鴒の親しき距離となりにけり
秋高し城址出口に迷ひをり
幾つもの色失ひし芒かな

遠戚の芒の原に満つる刻
積み上げし無縁墓石や秋あかね
ススキ刈る三年ごとの茅葺き屋
栗焼けば行方不明の父母のあり

早退の弁当開ける薄原
薄れゆくジラード事件すすき原
星月夜三つに切りしアップルパイ
薄から友の近況聞かさるる

三代の田畑賑やか芒の穂
秋茜澄みたる空気澄ませゆく
父母よ墓のまはりは彼岸花
サックスの刻むビートやくつわ虫

以上が昨夜の投句作品です。
選句よろしくお願いします。

次回は10月19日になりました。兼題は「柿」です。



Re: 9月のまほろば句会 - あんこ URL

2016/10/03 (Mon) 16:21:44

木犀が咲いていても蒸し暑くて、困ってしまいます。
今回もとりたい句がたくさんあって、迷いました。
よろしくお願いいたします!

○三代目守りし稲穂深き空
家族で守ってきた時間が感じられるようです。
深き空が秋の空であり失って、思いや時間をも内包しているようにも思えました。

○いつか見し芒の奥の我が家かな
不思議さも、懐かしさも、切ない温かさも感じました。
芒の揺れの向こうの昔が響きます。
中村苑子の「桃のなか別の昔が夕焼けて」を思い出しました。

○幾つもの色失ひし芒かな
芒になるために、植物も風景も
様々な色を失っていくのでしょうか。

○栗焼けば行方不明の父母のあり
灼けた栗の匂いや色、火に様々な思いを感じます。

◎星月夜三つに切りしアップルパイ
季語との取り合わせがよかったです。
綺麗な星月夜にアップルパイのふっくらとした形状と
甘酸っぱい匂いが合っていて、何ともおいしそう。

Re: 9月のまほろば句会 - まひる

2016/10/04 (Tue) 13:21:45

なかなか安定した天気が続かず、まだ稲刈りが終わらない田んぼがいっぱいあります。黄金色に輝く稲穂・・・いい風景ですね。でも、台風も来るというし、いったいどうなるのだろうとおろおろした気持ちにもなってしまいます。

選句です。

まひる選

○花すすき軍用車過ぐまた過ぐる
◎モノクロの風の絵本やからす瓜
○いつか見し芒の奥の我が家かな
○鶺鴒の親しき距離となりにけり
○父母よ墓のまはりは彼岸花

智水選

○花すすき軍用車過ぐまた過ぐる
◎花すすき時々届く波の音
○帰り道わからなくなる芒原
○黒葡萄青葡萄みんな種なし
○幾つもの色失ひし芒かな

ひろ選

○帰り道わからなくなる芒原
○空広き信濃追分水引草
○いさかひのとけてふはりとすすきかな
○積み上げし無縁墓石や秋あかね
◎サックスの刻むビートやくつわ虫

以上です。よろしくお願いします。

Re: 9月のまほろば句会 - りょう

2016/10/04 (Tue) 20:23:56

爽やかな秋は何処へ行ってしまったのでしょねー。お天気のせいではないのですがパソコンとレンジが動かなくなり焦りました。パソコンは何とか戻りましたがレンジはダメです残念~。
佳句が多く五句に限るのが難しかったです。よろしくお願いいたします。

○花すすき軍用車過ぐまた過ぐる
柔らかい花すすきの季語がよい。不気味です。

○秋光の音楽室に集ひをり
秋光と音楽室が響きあいっている。透き通った声が聞こえて来る。

○いつか見し芒の奥の我が家かな
夢のような現のような心の中にある原風景のように影像が浮かんで来ます。

○早退の弁当開ける薄原
早退をし途中の芒原でお弁当を食べている。ちょっと切ないような気持ちが伝わってきます。

◎モノクロの風の絵本やからす瓜
あえてモノクロの風と表現している絵本はどんな絵本なのでしょうか。読んでみたいです。窓の外には烏瓜が見えている良い時間を過ごしている感じが伝わって来ます。




Re: 9月のまほろば句会 まなかもなか

2016/10/06 (Thu) 14:33:18

オレンジ色の字は見にくいですね。すみませんでした。
こんな青空のいいお天気なのに昼寝をしてしまいました。

選句します。

 ○秋光の音楽室に集ひをり

 ○空広き信濃追分水引草

 ○いさかひのとけてふはりとすすきかな

 ○積み上げし無縁墓石や秋あかね

 ◎星月夜三つに切りしアップルパイ

Re: 9月のまほろば句会 - 三毛猫

2016/10/10 (Mon) 21:47:33

今晩は、9月のまほろばは忙しさに紛れて、投句を失念してしまいました
気がついたら月末でした。スミマセン

選句させていただきます。
〇花すすき時々届く波の音
この「波の音」はすすきが風にそよぐ音でしょうか。茫洋としたすすき原が目に浮かびます
〇芒揺れ灯火いよいよ細くなり
芒のはかない姿と灯火のはかなさが寂しそう
〇早退の弁当開ける薄原
芒野で弁当食べるの気持ちいいでしょうね
〇幾つもの色失ひし芒かな
芒野って銀色だけが主張してますよね
〇いさかいのとけてふはりとすすきかな
芒原に行ったら誰もが風になりそうで、いさかいなんて消えそうでうす

Re: 9月のまほろば句会 紫泥

2016/10/11 (Tue) 20:33:50

 先日は大変お世話になりました。病院とコンビニくらいしか外出しない(月1回の句会が一番の遠出です)ので、季節の移りをなかなか感じられません。雨や曇りの日が多く、鬱陶しさがいよいよ増してしまいます。以下私が選んだ句です。
◎花すすき軍用車過ぐまた過ぐる
 「花すすき」と「軍用車」の取り合わせがいいと思いました。今の時世に思いを巡らされます。
〇空ひろき信濃追分水引草
 「空ひろき」という何でもない語が生きていると思いました。浅間も見えるのでしょう。「大空」から「信濃追分」という鄙びた地名、「水引草」とまた日本的な繊細な草、大から小へ焦点が絞られていく技法、見事と思いました。
〇鶺鴒の親しき距離となりにけり
 「親しき距離」で選びました。地表近くをツイツイと飛び、人間のすぐ近くを通過しながら、常に一定の距離を保っている鶺鴒、「親しき距離」はその微妙な親しみと警戒心を表していると思いました。
〇幾つもの色失ひし芒かな
 実景とすれば夕刻、つるべ落としの秋の夕暮れを「色失ひし」が表しているのだと思います。でも、形而上学的な意味や宗教的な意味まで踏み込んで解釈してしまいました。深読みでしょうか。
〇父母よ墓のまはりは彼岸花
 表現は単純ですが、それだけに亡き父母を思う気持ちが直に伝わってきました。

Re: 9月のまほろば句会 - けんじ

2016/10/12 (Wed) 21:13:38

今晩は。選句遅くなってすみません。よろしくお願いします。

○花すすき時々届く波の音

◎いさかひのとけてふはりとすすきかな

○芒波呼び出し音の強くなり

○鶺鴒の親しき距離となりにけり

○三代の田畑賑やか芒の穂

8月のまほろば句会 まなかもなか

2016/08/25 (Thu) 10:47:21

いわし雲待合室の背の窓
稲光後ろの正面だあれ
いなづまや俎上に置きし青魚
望の夜肩に伸ばせる湿布薬

稲妻や神代の闇に誘へり
里がえり水ぶろざぶり生きかえる
稲妻や北へと歩む鳩のあり
稲妻の山脈照らす午前二時

鳳仙花飲み残されし薬かな
稲光天地交信してゐたり
全身を震はせし八月の蝶
贈られし酸橘と小さき手紙かな

空つぽの皿のむなしさ秋の空
柿の実も少しふとつて夏座敷
女一人稲妻の田に入りをり
星祭り真個の思ひ書かざりき

遠雷や夫婦げんかも終わるころ
脚だけの見える車窓や乱れ萩
稲妻へひとりの灯り消しにけり
稲妻の気配映画のエピローグ

稲妻や疎遠になりし母の里
稲妻やバスのゆつくり動きだす
雨に濡れ日に照らされて秋日傘
稲妻にスチールパイプ輝けリ

稲妻や秩父の山を近くせり
葡萄喰ふソシュール一般言語学
処暑の雲バスに教師と乗り合はす
稲妻や近づいて来し偏頭痛

稲妻や壁に吊らるる展翅板
離れ技決まつてゐたり稲光
新涼や光つていたる白子丼
稲妻の落合斎場水走る

稲妻や無人の駅の掲示板
夏野菜無農薬です食べてみて
高層のビル稲妻の突き抜ける
甲子園五輪終わりて秋の風

夏の終わりの疲れた身体にここ「まほろば」はいいです。
いつも静かな時間が流れています。
前橋大島産の梨も甘くて瑞々しくてたまらなく美味しかったです。
欠席投句の東京組のみなさん、すみません。
年に一回は全員参加の句会にしたいですね。

次回は変則で9月29日(木) 兼題は薄(芒)です。
みねこさん、第5の木曜です。来られるといいですね。

Re: 8月のまほろば句会 - あんこ URL

2016/08/25 (Thu) 21:23:39

こんにちは。残暑が厳しくて、困りますね~。
皆さんもお体、お気をつけて★
うちもこないだ梨を頂きました。空もゆっくり秋めいています。
稲妻の句、いい句がたくさんあり、迷いました。
選句をさせていただきました★
来月もよろしくお願いいたします。

○稲妻や神代の闇に誘へり
違う世界に誘われて、恐いような光。

○鳳仙花飲み残されし薬かな
どうしたんでしょうね。鳳仙花で切ない感じです。

◎女一人稲妻の田に入りをり
なぜなのか、わかりませんが、女の人が一人で
稲妻の中をというところで映像が充分ドラマです。
魅力的です。

○稲妻や秩父の山を近くせり
シンプルだけど、くっきりした映像でとても惹かれます。
稲妻で山が一瞬映し出されたことを、
近くせり、といったところが好きでした。

○稲妻や壁に吊らるる展翅板
この句も、稲妻の季語が効いた作品です。
命のないものを照らす光は罪に対する罰のようです。

Re: 8月のまほろば句会 - りょう

2016/08/28 (Sun) 21:47:23

こんばんわ。昨日今日と涼しくちょっとひと息というところですがまた台風が近づいていますね。今夜は蝉に変わり虫の声がいっぱいです。まほろばは秋の味覚でいっぱいですね。美味しそう~!。
選句いたしました。よろしくお願いいたします。

○女一人稲妻の田に入りをり
稲妻は稲を実のらせる稲の夫。その田に女の人が入って行くという不思議な感じと想像が広がります。

○稲妻や疎遠になりし母の里
季語が効いている。母の里がいい。

○稲妻や秩父の山を近くせり
稲妻にくっきりと黒く秩父の山が浮かんだ。近くせりがうまい。

○稲妻や壁に吊らるる展翅板
稲妻と展翅板の取り合わせがあやしく美しい。

◎全身を震はせ八月の蝶
夏と秋の行合いの季節の八月。蝶の微妙さが出ていて素晴らしい。

Re: 8月のまほろば句会 - りょう

2016/08/28 (Sun) 21:54:13

◎全身を震はせし八月の蝶
「し」を抜かしていました。ごめんなさい。

来月も楽しみにしています。よろしくお願いいたします。

Re: 8月のまほろば句会 まなかもなか

2016/08/29 (Mon) 12:25:48

照ったり雨になったりで落ち着かない天気です。
秋めいた空や虫の声に心を寄せながらの選句ありがとうございます。

もなか選

○処暑の雲バスに教師と乗り合はす

○離れ決まつてゐたり稲光

○新涼や光つていたる白子丼

○稲妻の落合斎場水走る

◎稲妻へひとりの灯り消しにけり

Re: 8月のまほろば句会 まなかもなか

2016/08/29 (Mon) 12:29:45

○離れ技決まつてゐたり稲光
 「技」を抜かしていました。すみません。

Re: 8月のまほろば句会 紫泥

2016/09/01 (Thu) 13:59:02

 台風十号による岩手や北海道の惨禍に同情しながら、ずいぶん前から東海・関東を直撃しなければいいなと願っていた自分の身勝手さを痛感しています。
 次の句を選びました。
〇望の夜肩に伸ばせる湿布薬
 「湿布薬(を貼る)」という日常的な行為を「望の夜」が非日常的な妖艶さに引き上げていると思いました。
〇脚だけの見える車窓や乱れ萩
 「脚だけ」と「乱れ萩」が上品な色気を醸し出していると思いました。
〇稲妻へひとりの灯り消しにけり
 「へ」は文法的にはおかしいのですが、稲妻への自己溶解、自然への畏敬の念を強めていると思いました。
◎稲妻や壁に吊らるる展翅板
 一瞬浮かぶ展翅版と蝶の映像が鮮やか。加えて自分の獲物を確認できた満足感のようなものを感じさせる句だと思いました。
〇稲妻の落合斎場水走る
 「落合」は地名でしょうが、水の交わるところ。人の死という厳粛さと稲妻、激しい雨。ダイナミックな句だと思いました。

Re: 8月のまほろば句会 - まひる

2016/09/03 (Sat) 15:34:52

 残暑がものすごいですね。暑いあつい!
明日から台風の影響で雨が続くとか。そろそろ榛東村のお米も頭を垂れ始めましたので、風で倒されないか心配しています。
倒れた稲を刈ってはざかけに掛けるのは大変です。あまりの大変さに今からおろおろしています。

まひる選

○いなづまや俎上に置きし青魚
○全身を震はせし八月の蝉
○女一人稲妻の田に入りをり
◎稲妻やバスのゆつくり動きだす
○稲妻の落合斎場水走る

智水選

○いなづまや俎上に置きし青魚
○鳳仙花飲み残されし薬かな
○いなづまや疎遠になりし母の里
◎稲妻や無人の駅の掲示板
○高層のビル稲妻の突き抜ける

ひろ線

◎稲妻や神代の闇に誘へり
○全身を震はせし八月の蝉
○いなづまや疎遠になりし母の里
○稲妻や近づいて来し偏頭痛
○新涼や光つてゐたり白子丼

三毛猫選

◎いわし雲待合室の背の窓
○稲光天地交信してゐたり
○女一人稲妻の田に入りをり
○遠雷や夫婦げんかも終わるころ
○稲妻や近づいて来し偏頭痛

以上です。
残暑お見舞い申し上げます。

Re: 8月のまほろば句会 - けんじ

2016/09/06 (Tue) 21:09:20

今晩は。選句遅くなってすみません。
よろしくお願いします。

○鳳仙花飲み残されし薬かな

○稲妻やバスのゆつくり動きだす

◎稲妻や秩父の山を近くせり

○処暑の雲バスに教師と乗り合はす

○稲妻や無人の駅の掲示板

7月のまほろば句会 まなかもなか

2016/07/28 (Thu) 11:03:08

乳牛やおつぱいふれて野原ゆく
真ん中に犬の座れる夕端居
夏帽子すれ違うまで横を向き
入梅や競りのおわりも子牛なく

群青の窓辺に置きし夏帽子
夏帽子デビット・リンチの耳隠し
旅に買ふリボン大きな夏帽子
かはほり飛べり子を捜す母のやう

粛粛と真夜の樹登りなめくじら
人波を跳ねてゆきたる夏帽子
聖書よむひざに子供やほほに汗
夏帽子何の秘密もなかりけり

夏ゴルフ腹芸昭和で終わりけり
夏帽子斜めに被る父に似せ
五千冊はたきをかけるすだれかな
雨細く降る校庭や青くわりん

風鈴や近き未来のはなしして
誰もいぬ休日出勤朝曇
しなやかに風受け流す夏帽子
夏帽子大きく主婦のかほとなる

夕立にゆつくりとした蝮かな
夏帽子児らに被さる鳥のやう
夏痩せの猫の目力強き朝
石段を駆け上がる娘等カンカン帽

夏帽子家族凸凹してゐたる
夜遊びの家路や烏瓜の花
山毛欅林へ吸ひこまれたり夏帽子
梅雨晴の光の粒の中にをり

夏帽子ラベルの位置を確かむる
雨あがりのありの行列夏帽子
夏帽子小さき闇を匿へり
蝉時雨坂の途中の天主堂

玫瑰や人去りし浜の果てに咲く
夏帽子あふれる髪や日のにほひ
針槐散るや延命地蔵尊
ひかへめの自己主張なり夏帽子

空蝉や八年の闇脱ぎ捨てり
夏帽子抱へ駆け出す少女かな

以上です。選句よろしくお願いいたします。


最近、忘れ物が多いです。
昨夜はお財布を忘れました。すみません智水さん。
未払いを忘れないようにここへ記しておきます。

次回は8月24日(水) 兼題は「稲妻」です。
来月もよろしくお願いいたします。




Re: 7月のまほろば句会 - りょう

2016/07/31 (Sun) 16:48:28

暑中お見舞い申しあげます。
昨夜の墨田川花火大会には銃を持った特別部隊が待機していたとか。そういう時代になってしまったのですね~。明日から八月です。樹木が多いせいか毎日物凄い蝉時雨いつもしている耳鳴りが聞こえ無い位です。
今月も楽しみながら選句しました。よろしくお願いいたします。

○夏帽子何の秘密もなかりけり
夏帽子のあっけらかんとした明るさ季語は動きませんね。

○夏帽子家族凸凹してゐたる
夏帽子をかぶった一家、両親と子供達それぞれの大きさが想像出来面白い。凸凹も年々変わって行きますね。

○山毛欅林へ吸ひこまれたり夏帽子
映画のワンシ-ンのような情景が浮かびました。山毛欅林の美しさも伝わって来て清々しい感じがしました。

○夏帽子抱へ駆け出す少女かな
かぶらずに抱えているといところに想像が膨らみます。夏帽子なのできっと楽しい事が待っているのでしょう。

◎風鈴や近き未来のはなしして
近き未来という表現に微妙な思いを感じました。深い内容の話をお互いさりげなく穏やかに決して暗くなく話しているそんな風に読み感動しました。





Re: 7月のまほろば句会 - あんこ

2016/07/31 (Sun) 18:48:05

こんにちは。すっかり夏風邪でお腹を壊し、
おとなしくしていた土日でした。
もうすぐ夕立が来そうです。
今月もありがとうございました。
皆さんも夏の暑さ、気を付けてくださいね。

○群青の窓辺に置きし夏帽子
空か海か、群青という歌いだし、そして夏帽子で簡潔に描く景色がいいです。

◎夏帽子デビット・リンチの耳隠し
リンチと夏帽子の取り合わせの鮮やかさ。
細長い大きな耳、神経質そうなまなざし。
今は映画を撮っているのでしょうか。

○かはほり飛べり子を捜す母のやう
怖いような切ないような、取り合わせのすばらしさ。

○雨細く降る校庭や青くわりん
校庭の雨はよく詠まれますが、細長くがよかったです。季語もいいです。

○夏帽子抱へ駆け出す少女かな
明るい軽快な音楽のようです。

Re: 7月のまほろば句会 まなかもなか

2016/08/01 (Mon) 10:18:07

良さん 土曜日はスカラベ句会でお世話になりました。
あんこちゃん 夏風邪だったのですか。たいへんだったですね。
もう大丈夫ですか?

○真ん中に犬の座れる夕端居
おだやかな豊かな時間、景が見えてきます。
ちなみにうちの猫はデッキに正座して夕暮れの西空を眺めるのがほぼ日課です。

○群青の窓辺に置きし夏帽子
群青の世界に真っ白な夏帽子でしょうか。清涼感のあるすっきりした句で好きです。

○粛粛と真夜の樹登りなめくじら
実景なのだそうです。皆が眠っている時に何かがじわじわと進む。ちょっと怖い句かも。しかも季語がなめくじら。

○夜遊びの家路や烏瓜の花
烏瓜の真っ白なレースのような花。きれいですよね。
久しぶりの夜遊び、帰路まで楽しめましたですね。

○夏帽子ラベルの位置を確かむる
以前は駆け出しながら被ったりしてたのですが最近は必ずラベルを確かめてラベルは後ろに正しく被っております。

○夏帽子抱へ駆け出す少女かな
どうぞ楽しい未来に向かって駆け出してください。

Re: 7月のまほろば句会 - まひる

2016/08/03 (Wed) 14:51:49

 毎日物凄い量の雲が湧いています。雷と潔いほどの雨。真昼、榛名山麓にもくもくとわき上がり夕方から夜にかけてひとしきり降り、関東平野を東京に向かって下っていきます。

選句です。

まひる選

○真ん中に犬の座れる夕端居
  まるで私たち夫婦のよう。太宰治いうところの黄金風景で  しょうね。ずっと平和であれと願っています。
○粛粛と真夜の樹登りなめくじら
  たかがなめくじ、されどなめくじ。あの姿で粛々と大木を  登るなんて、おもしろい!
◎風鈴や近き未来のはなしして
  風鈴の音色にはあまり遠くの未来は似合いません。
  どんな話なんだろう?穏やかな未来のはなしであって欲し  いな。
○山毛欅林へ吸ひこまれたり夏帽子
  俯瞰のカメラワークで撮った映画のワンシーンのようで   す。夏帽子を被っているのは女性でしょう。一人で山毛欅  林に入っていく。物語を創ってみましょう。
○ひかへめの自己主張なり夏帽子
  帽子をかぶりつけない人(わたしのこと)にとって、帽子  はかなりハードルの高いものです。でも、夏帽子なら言い  訳ができそうです。

ひろ選

○夏帽子すれ違うまで横を向き
○しなやかに風受け流す夏帽子
○石段を駆け上る娘等カンカン帽
○山毛欅林へ吸ひこまれたり夏帽子
◎空蝉や八年の闇脱ぎ捨てり

智水選

○かはほり飛べり子を捜す母のやう
○人波を跳ねてゆきたる夏帽子
○夏帽子斜めに被る父に似せ
○石段を駆け上る娘等カンカン帽
◎山毛欅林へ吸ひこまれたり夏帽子

以上です。
富澤家の稲はすくすくと育っています。
今年は天日干しができるといいのですが・・・。
 

Re: 7月のまほろば句会 - けんじ

2016/08/19 (Fri) 18:20:31

こんにちは。選句大変遅くなってすみません。
よろしくお願いします。

◎雨細く降る校庭や青くわりん
○風鈴や近き未来のはなしして
○夕立にゆつくりとした蝮かな
○夏帽子家族凸凹してゐたる
○蝉時雨坂の途中の天主堂

8月mahoroba句会選句 紫泥

2016/08/04 (Thu) 21:37:48

 先日は大変お世話になりました。やはり皆さんと話をしながらの選句は楽しいですね。私が選んだ句は次の通りです。

〇入梅や競のおわりも小牛なく
◎粛粛と真夜の樹登りなめくじら
〇しなやかに風受け流す夏帽子
〇夜遊びの家路や烏瓜の花
〇空蝉や八年の闇脱ぎ捨てり


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