ももちどり

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4月のまほろば句会 - まなかもなか

2019/04/18 (Thu) 13:08:15

会釈して直ぐに目深き春日傘
シロモクレン呼びとめてみて声も出ず
路地裏の春花競へり鉢色々
やんはりと交す視線や春日傘

遠くより学校の窓山桜
見せパンを潜め少女の春日傘
見送りの列より離れ春日傘
宿帳に過去の人の名花楓

懐に呑気を抱き春日傘
春日傘丘の小径をゆらゆらと
朧夜の靴音少しづつ溶けて
三世代住まふ家なり葱坊主

春日傘子どもは素足上機嫌
廃業の遊技場なり銀杏の芽
歌声よ春日傘立つベビーカー
還暦も古希も変はらず目借時

春愁や大樹の下の磨崖仏
はいはいや立てよよちよち菜の花に
菜の花に聞いてみやうか父のこと
「骨董品買います」桜吹雪の青看板

産土の桜吹雪やエトランゼ
啄木忌頭文字にて名を記す
初音かな入口のなきレストラン
装ひの仕上げましろき春日傘

電気のこ斜めに倒す春木立
空色の爪春日傘たゝみけり
明後日変はる元号昭和の日
堤防のあさぎ色なる春日傘

卒業式人それぞれに名前あり
人の出のほどよくありて春日傘
たんぽぽや見つからぬやう鬼ごっこ
校庭やまつすぐに来し春日傘

こちらの桜も散り始めましたが、まほろばへ行く途中の夕桜がきれいでした。

Re: 4月のまほろば句会 - 智水

2019/04/23 (Tue) 10:06:16

今年のGWは10連休という会社が多いようですね。その間の仕事のやりくりで、かえって忙しいことになっている人もいるようです。あっ、令和元年でしたっけ。ほかの候補の中では万和(バンナ)の方が語感がいいと思いましたが、どうでしょう。さて、選句です。

智水選
やんはりと交す視線や春日傘
(なんとなく春めいた感じがでています。)
◎見送りの列より離れ春日傘
(特別な人の旅立ちでしょうか。それとも逆でしょうか。)
○「骨董品買います」桜吹雪の青看板
(ところが、これとこれしか買わないよ。なんてニュアンスもありますね。)
○初音かな入口のなきレストラン
(住宅街の一角に小さな看板があるだけ。はて、入り口はどこに。)
○校庭やまつすぐに来し春日傘
(校長先生、来ました来ました。Yさんのお母さんです。)

まひる選
○シロモクレン呼びとめてみて声も出ず
○やんはりと交す視線や春日傘
◎朧夜の靴音少しづつ溶けて
○産土の桜吹雪やエトランゼ
○空色の爪春日傘たゝみけり

ひろ選
◎やんはりと交す視線や春日傘
○春日傘丘の小径をゆらゆらと
○菜の花に聞いてみやうか父のこと
○堤防のあさぎ色なる春日傘
○人の出のほどよくありて春日傘

紫泥選
○会釈して直ぐに目深き春日傘
○見送りの列より離れ春日傘
◎朧夜の靴音少しづつ溶けて
○三世代住まふ家なり葱坊主
○装ひの仕上げましろき春日傘

以上です。
次回は2019年5月22日。兼題「麦秋」です。

Re: 4月のまほろば句会 - まなかもなか

2019/04/25 (Thu) 10:09:13

智水さま皆さまの選をいつもアップしていただきましてありがとうございます。
次回のご案内もありがとうがざいます。

10連休、あっちもこっちも行きたい!
でも体がついていかないかも。腰痛、膝痛に私の行動がセーブされてます。

もなか選
◯遠くより学校の窓山桜
(遠くの丘の上の学校の窓が春日に照らされて光っています。そして学校を囲むように山桜が数本。こんな学校にもう一度通いたいです。)

◯朧夜の靴音少しづつ溶けて
(朧夜というほんのりとした大きなかたまりのような中に靴音だけが、でも靴音もだんだん遠ざかり元の朧夜に。しづかです。)

◯廃業の遊技場なり銀杏の芽
(遊技場が盛んな頃は入口の銀杏の前を素通りしていたけれど今年の銀杏の芽吹きのなんときれいなことか、朝日にきらきらと輝いています。)

◯初音かな入口のなきレストラン
(う~ん ミステリアスな。初音に聞き入ってぼんやり通り過ぎちゃって「あら入口ないじゃない!どうしちゃったのよぉ~」 かんちがい、勘違い。)

◎たんぽぽや見つからぬやう鬼ごっこ
(かくれんぼでなくて鬼ごっこなんだよ。でもね鬼に見つからなければ捕まらないから、ここでちょっとたんぽぽ摘みながらひと休み。たんぽぽと鬼の取り合わせが好きです。)

Re: 4月のまほろば句会 - 良

2019/04/25 (Thu) 15:19:10

いよいよ連休が始まりますね。私はカレンダ-通りです。って毎日がお休みですけれど。元号も変りますがボ-と生きている私には「令」の字の意味が深いという事も知りませんでした。チコちゃんに叱られますね。

選句しました。

○廃業の遊技場なり銀杏の芽
銀杏の芽との取り合わせが良かった。

○「骨董品買います」桜吹雪の青看板
「骨董品買います」と桜吹雪に惹かれました。桜吹雪の中にこんな看板のある風景はいいですね。

○初音かな入口のなきレストラン
本当にこういう事ってあるかも知れない面白いです。初音がさわやかです。

○装ひの仕上げましろき春日傘
いかにも春の浮き浮きとしたお出かけ雰囲気春日傘
がおしゃれ感を出しています。

◎見送りの列より離れ春日傘
春は別れの季節でもあります。中七に対して春日傘が想像を広げてくれる。季語は動きませんね。



Re: 4月のまほろば句会 - あんこ

2019/04/28 (Sun) 17:38:56

10連休は仕事もあり、近場でのんびりしています。
今回もいい句をありがとうございます。
選句いたしました★

○三世代住まふ家なり葱坊主
葱坊主がやさしく見守っているようです。

○菜の花に聞いてみやうか父のこと
調べもよいし、この句の温かさがよいですね。

○啄木忌頭文字にて名を記す
頭文字が切ない。

○明後日変はる元号昭和の日
言われてみれば。ある意味発見。

◎校庭やまつすぐに来し春日傘
この春日傘の主のたたずまいや姿勢など想像できます。

Re: 4月のまほろば句会 - けんじ

2019/05/01 (Wed) 00:37:06

けんじです。新元号おめでとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

○会釈して直ぐに目深き春日傘
若い女性のよそよそしさがよく表れています。

○見送りの列より離れ春日傘
凛とした後ろ姿が見えるようです。

○初音かな入口のなきレストラン
鶯に先導されてやっと入口が見つかりそうです。

◎電気のこ斜めに倒す春木立
「斜め」は実景なのでしょう。よくわかります。

○校庭やまつすぐに来し春日傘
呼び出された父兄でしょうか。緊張した面持ちが感じられます。

3月のまほろば句会 - まなかもなか

2019/03/21 (Thu) 09:06:43

音もなく春雨がと思っていたら春の日が差してきました。
穏やかなお彼岸お中日になりそうです。

蝙蝠の瞞着洞に充満す
旅立ちや青き野を踏め高校生
卒業歌タクトひと振りして止みぬ
春昼やケア・ハウスのシャンデリア

引越やとんでゆきたい春の虹
春の川春の山より生まれけり
豊胸の二人川面の青き踏む
青き踏む犬の目四つベビーカー

青鞜や一面のソーラーパネル
何回もうなずく人へ菜の花を
木の芽ふく林はめまいする
すかんぽやストレイシープの吾と君

踏青やポケットに鳴る鈴と鍵
かたき空ゆるめて春の夫婦鳩
山むこう覗いて来たか半仙戯
田畑売り冥土の旅や青き踏む

踏青や少し短くなる歩幅
春窮やまだタマネギも食べられず
連翹や背中にそつと近づきぬ
初蝶に会へるだらうか父の忌来

春雷やみんな法螺吹きばかりなり
小机にコーヒー二つ蓬餅
青き踏むただ荒れるのみ故郷の
春分や平積みさるる時刻表

新しきポシェットの揺れ青き踏む
この場所は病む人ばかり春の宵
三兄弟のやうな鉄棒春休
春雨の奥過ぎ行けるプロペラ音

花曇眉整へてをりにけり
踏青や銭の置かれし石仏
残光や蓬の籠を抱え来し
鶯や話しかけたい近迩かな

寒くもなく暑くもなく良い季節となりましたが
このあたりは統一地方選挙前とあって落ち着かないみたい。

次回は4月17日(水)で兼題は「春日傘」です。
来月もよろしくお願いいたします。

Re: 3月のまほろば句会 - 智水

2019/03/26 (Tue) 20:26:22

小中学校の卒業式も終わり、桜前線も北上中です。この時期の上州は大風が吹きます。まほろばの隣家では鉄製の物置き台が
見事に吹き倒されました。梅を飾った春の幟も強風にあおられて心配なので、当番さんが下ろしたようです。まさに春の嵐。
さて、選句です。

智水
○卒業歌タクトひと振りして止みぬ
(卒業式に来賓出席したばかり。立ったり座ったり唱ったり。)
○青き踏む犬の目四つベビーカー
(二匹の小型犬の散歩風景のようです。ふところに抱いている人をみたこともあります。)
◎踏青やポケットに鳴る鈴と鍵
(春めいた気分がでています。跳んで鈴の音、鍵なくしませんように。)
○春雷やみんな法螺吹きばかりなり
(統一地方選でしょうね。いいのかしらという候補者も。)
○この場所は病む人ばかり春の宵
(まほろばのことでしょうか。その通りかもしれません。)

まひる
○卒業歌タクトひと振りして止みぬ
○木の芽ふく林はめまいする
○踏青や少し短くなる歩幅
○春雨の奥過ぎ行けるプロペラ音
◎花曇眉整へてをりにけり

ひろ
◎春の川春の山より生まれけり
○かたき空ゆるめて春の夫婦鳩
○田畑売り冥土の旅や青き踏む
○この場所は病む人ばかり春の宵
○踏青や銭の置かれし石仏

紫泥
○旅立ちや青き野を踏め高校生
○春の川春の山より生まれけり
◎春雷やみんな法螺吹きばかりなり
○春分や平積みさるる時刻表
○花曇眉整へてをりにけり

以上です。
次回もよろしくお願いします。

Re: 3月のまほろば句会 - あんこ

2019/03/27 (Wed) 12:19:31

遅くなりすみません。
すっかり桜の季節となりました。
花粉症がヤですが(-_-;)、せっかくの季節を楽しみたいと思います。
選句いたしました。

◎引越やとんでゆきたい春の虹
春の虹のある方向へ引越しでしょうか。思えば移動シーズン。
転居先は希望でもあるようでいいなと思います。

○踏青やポケットに鳴る鈴と鍵
何気ないけど音の触れ合いがいいです。
踏青とよく合っていると思います。

○山むこう覗いて来たか半仙戯
高く漕いで気持ちよさそうです。

○春雨の奥過ぎ行けるプロペラ音
いろいろなことが音から想像されます.春雨がいいです。

○残光や蓬の籠を抱え来し
光ごとでしょうか。まさに春という感じです。

Re: 3月のまほろば句会 - まなかもなか

2019/03/27 (Wed) 13:59:05

昨日、今日と良いお天気です。
前橋も桜が咲き始めました。元気21の近くの馬場川の桜きれいでした。

もなか選

◯ 踏青や少し短くなる歩幅
 眼の前にめづらしい蝶が、歩幅を小さくして静かにしずかに、そんなところでしょうか。

◯ 春雷やみんな法螺吹きばかりなり
 法螺も楽しくなるようなのはいいけれど、どんな種類の法螺吹きなんだろう。

◯ 小机にコーヒー二つ蓬餅
 本好きの人の書斎かな。コーヒー好きの人なんでしょうね。

◯ 春雨の奥過ぎ行けるプロペラ音
 プロペラ音が過ぎ去ったあとの静けさとウエットな感じが好きです。

◎ 踏青や銭の置かれし石仏
 先日、紋白蝶を探してぶらぶらしていたら馬頭観音や聖観音が通学路のはしにありました。
銭も置かれていたかも。長閑でいいです。

Re: 3月のまほろば句会 - 良

2019/03/28 (Thu) 10:26:32

桜は今週土日あたりが満開かとう感じで今年も見事に咲きました。雪柳もまだ頑張っています。毎年毎年春は急ぎ足でやって来て急ぎ足で去って行くような。急ぐなよ急ぐなよと声を掛けたいです。

選句遅くなりましたがよろしくお願いいたします。

○すかんぽやストレイシープの吾と君
こんな時代もありましたね。すかんぽの季語が良いと思いました。

○踏青やポケットに鳴る鈴と鍵
ちょっと日常を離れてきたような踏青と鍵や鈴の音の取り合わせが面白い。

○初蝶に会へるだらうか父の忌来
初蝶が良いと思います。

○山むこう覗いて来たか半仙戯
童話の世界のようで楽しい。

◎この場所は病む人ばかり春の宵
深刻でなくこの場所を楽しんでいるようなそんな雰囲気は春の宵の季語。いいですね-。


Re: 3月のまほろば句会 - けんじ

2019/04/02 (Tue) 21:53:14

けんじです。選句遅くなってすみません。
よろしくお願いします。

○すかんぽやストレイシープの吾と君
三四郎の名セリフ。明治の匂いが漂います。

◎踏青やポケットに鳴る鈴と鍵
鈴と鍵が共鳴しているかのようで楽しいです。

○初蝶に会へるだらうか父の忌来
父との再会を待つかのようで幻想的です。

○この場所は病む人ばかり春の宵
東京の街はまさにそうですね。

○三兄弟のやうな鉄棒春休
誰もいない公園にたたずんでいる鉄棒がよく見えます。

2月のまほろば句会 - まなかもなか

2019/02/21 (Thu) 11:12:33

さみしくて春ショールもうひと巻す
ゆつくりと花豆煮ゆる雨水かな
薄氷の溶け始めたる匂ひかな
泡一つ二つ薄氷解け初むる

辻占のあやしき化粧春の宵
相馬原一面の雪けもの追ふ
薄氷の天水桶や星落ちぬ
雛の箱幼き日々の香の混じり

天台の春や読経の僧若し
少しづつ違ふ方なる潮干狩
薄氷や仮設トイレの青きドア
跳ねても跳ねても紙風船ふふむ

辛夷の芽ほつこり人居ぬ水飲み場
薄氷の掴もうとせば割れにけり
氷割る声いきいきと驚かす
薄氷の幽かなる音沼眠る

飼犬の水を閉じこめ薄氷
チュニジアの春街角に父の声
料峭の重たき音の扉かな
春雷や詩集置かれしカウンター

春寒や電気スタンドの紐堅き
クレーンは欅の高さ二月逝く
相撲部屋浴衣の下の薄氷
ひきこもり十六年の冬温し

薄氷を被りて浅き初瀬川
初雪を待ちくたびれて早寝の子
見る夢のほとんど青春春浅し
おもひでに苦きものあり薄氷

あたたかやしづかな人のかたはらの
春光の当たるところに集まれり
ガラス屋の硝子の扉春の雪
春陰やしらぱつくれし街を行く

老犬の薄氷舐めし長き舌
居候ただ居るだけでしじみ汁
掌の小さき光薄氷
薄氷やスーパームーンを閉じこめて

静かであたたかな一日でした。
久しぶりに少しだけれど雨も降ってくれて、なのにスーパームーンも見られて。

来月は3月20日(水)兼題は「踏青」です。
わくわくするような季語ですが今回はじめての挑戦です。

来月もよろしくおねがいします。

Re: 2月のまほろば句会 - 智水

2019/02/26 (Tue) 21:36:55

寒かったり暖かかったり。あっ、三寒四温というやつでした。皆さん、体調に気をつけましょう。花粉症もやってきますよ。
以下、選句です。

智水選
○さみしくて春ショールもうひと巻す
(さみしくてにびっくり。とても真っ直ぐに届いた句です。)
○辻占のあやしき化粧春の宵
(こんな辻占さんがいたらいいな、と思ってしまいました。)
○薄氷や仮設トイレの青きドア
(被災地でしょうか。または、よくある工事現場でしょうか。)
○薄氷の掴もうとせば割れにけり
(そっと持ち上げようとすると、小片を残して割れてしまいます。)
◎居候ただ居るだけでしじみ汁
(お椀を持つ仕草がもの悲しいですね。どこかで見たような気がします。)

まひる選
○薄氷の溶け始めたる匂ひかな
○泡一つ二つ薄氷解け初むる
○飼犬の水を閉じこめ薄氷
◎薄氷を被りて浅き初瀬川
○あたたかやしづかな人のかたはらの

ひろ選
○ゆつくりと花豆煮ゆる雨水かな
○天台の春や読経の僧若し
○クレーンは欅の高さ二月逝く
◎あたたかやしづかな人のかたはらの
○薄氷やスーパームーンを閉じこめて

紫泥選
○雛の箱幼き日々の香の混じり
◎チュニジアの春街角に父の声
○見る夢のほとんど青春春浅し
○老犬の薄氷舐めし長き舌
○掌の小さき光薄氷

三毛猫選
○さみしくて春ショールもうひと巻す
○薄氷の溶け始めたる匂ひかな
○薄氷の天水桶や星落ちぬ
○薄氷の幽かなる音沼眠る
◎老犬の薄氷舐めし長き舌

以上です。
三毛猫さん、めがねは見つかりましたか?

Re: 2月のまほろば句会 - あんこ

2019/02/27 (Wed) 21:54:28

こんにちは。咳が長く続いて、今日病院に行きました。
春が近いのは嬉しいですね。
今回もよい作品をありがとうございました。

○跳ねても跳ねても紙風船ふふむ
しづかに軽く跳ねて、ゆっくり時間が過ぎていきます。

○氷割る声いきいきと驚かす
音も声もあかるくて光も感じます。

○飼犬の水を閉じこめ薄氷
もう少しで溶けるから、待っててね。

◎チュニジアの春街角に父の声
異国で父の声を聞く。その驚きと懐かしさが春と合っていて、素晴らしいと思います。

○春陰やしらぱつくれし街を行く
寒さの中にも明るさ。街はもうすぐ春。

Re: 2月のまほろば句会 - 良

2019/02/28 (Thu) 10:38:36

二月尽やっと雨らしい雨が降っています。木の芽達もほっとして膨らむのでは。遅くなりましたが選句しました。
よろしくお願いいたします。

○薄氷の溶け始めたる匂ひかな
閉じ込められていた土の匂いがして来るような匂いに焦点があるのがいいなと思いました。

○薄氷や仮設トイレの青きドア
青が効いている。

○春雷や詩集置かれしカウンター
中七下五が好きです。こんなカウンタ-でゆっくりコ-ヒ-を飲めたらいいな。コーヒ-も美味しそう。

○薄氷やスーパームーンを閉じこめて
普通の月ではなくスーパームーンが良かった。

◎料峭の重たき音の扉かな
料峭の季語を持って来たのが良かった。扉の音のみではなく扉の重厚さも伝わって来る。


Re: 2月のまほろば句会 - 三毛猫

2019/02/28 (Thu) 22:15:33

智水さん、お忙しいところお騒がせしました。メガネは見つかりました。最近、仕事以外の日常生活で探し物が多くて困ります(笑)
3月の句会も事情が許せば出席したいと思っています。
宜しくお願い致します。

Re: 2月のまほろば句会 - まなかもなか

2019/03/04 (Mon) 14:05:18

選句遅くなりましてすみません。
 
もなか選

 ○ 薄氷の天水桶や星落ちぬ
 まずは天水桶の中のきれいな世界を思い浮かべいいなと。ただ薄氷の上に小さな星が映るかなという疑問もありました。

 ○ 薄氷の幽かなる音沼眠る
 この句も美しい景、暗闇の森の沼に静かに静かに氷が張ってゆく、そんな時間と景を想像しました。

 ○ ガラス屋の硝子の扉春の雪
 硝子の扉と春の雪の取り合わせが好きでいただきました。
 硝子の扉の向こうから白雪姫が出てくるいいな♪

 ○ 老犬の薄氷舐めし長き舌
景が好きでいただきました。今思うと舐めるのは舌でだから、同類の言葉が重なってしまってもったいなかったかも。

 ◎ 料峭の重たき音の扉かな
 古い教会のような建物の大きな扉あるいは大きな倉庫の厚い鉄板のような扉だろうか。
 料峭の季語で重厚な扉と音がよく響いてきました。


今日も雨ですね。
これから歯医者です。自慢の歯でしたのに虫歯の治療です。
 

Re: 2月のまほろば句会 - けんじ

2019/03/05 (Tue) 22:58:44

けんじです。選句遅くなってすみません。
よろしくお願いします。

○泡一つ二つ薄氷解け初むる
よく観察していると思います。

○雛の箱幼き日々の香の混じり
記憶を呼び覚ます様がよくわかります。

○少しづつ違ふ方なる潮干狩
思い思いに進んでいく風景が見えます。

○料峭の重たき音の扉かな
何かの始まりを予感させます。。

◎あたたかやしづかな人のかたはらの
多くを語らなくてもいい関係が感じられていいです。

11月のまほろば句会 - まなかもなか

2018/11/22 (Thu) 08:57:26

直として北へ向かへり紅葉かな
吹奏や銀杏黄葉の男子校
枯木山青空ばかり仰ぎけり
小豆干す小豆キラキラ鵙日和

しらとりの光の朝を翔べり冬
霜晴れやかまぼこ兵舎の朽ちる里
旅なれば吾も俗なり銀杏散る
引っ詰めのおでこ明るし冬薔薇

日だまりの落葉へ猫の眠りをり
豆腐屋さんラッパの響く鵙日和
時雨るるや特徴のなき街をゆく
落葉降るシフォンケーキの焼ける夜

冬浅しカノンの曲のオルゴール
ひとりづつ渡る木橋や朴落葉
濡れ落葉旅路の酒や鷹勇
炬燵布団昼食の間にちょっと干す

植込の零落の影落葉踏む
四つ辻の冬菊少し身を染めて
山陰の冬雲湧くやだんだんと
桜木に残る枯葉や退院す

干柿や向こふ三軒両隣
松手入れ脚立に登る子猫かな
太陽光発電パネル山は冬
独り居の窓揺るがしぬ北颪

昨夜もまほろば御夫妻のあたたかいもてなしの中
豊かな時間が持てました。
今回はあんこちゃん、けんじさん、三毛猫さんがお休みで24句です。
選句よろしくお願いいたします。

次回は12月19日(水)で兼題は「冬の蝶」です。
来月もよろしくお願いいたします。

Re: 11月のまほろば句会 - 良

2018/11/28 (Wed) 15:14:24

もうすぐ12月ですね。毎年の事ですが一年の何と早い事もっとゆっくり過ぎて欲しいです。先日柳瀬川周辺吟行であまり行かない崖の上の畑へ行きましたら筑波山が見えました。柳瀬川に住んで30年余り富士山は良く見えるのですが筑波山は初めて見ました。嬉しかったです。

選句しましたよろしくお願いいたします。

○枯木山青空ばかり仰ぎけり
何気ない動作に気付かされました。青空が良かったです。

○霜晴れやかまぼこ兵舎の朽ちる里
こういう兵舎がまだあったのですね。季語が効いていると思いました。

○時雨るるや特徴のなき街をゆく
この句も季語が良かった。特徴はなくてもどこか懐かしさのある街のような気がしました。

○落葉降るシフォンケーキの焼ける夜
童話の一場面のような感じとあたたかな幸せ感が伝わって着ました。

◎太陽光発電パネル山は冬
太陽光発電との取り合わせが面白いと思いました。山は冬と言い切ったのもいいと思いましたが冬の山の表現として「山眠る」と言う言い方もありそれを用いても面白いかなと思いました。

Re: 11月のまほろば句会 - まなかもなか

2018/11/30 (Fri) 11:03:14

良様 選句ありがとうございます。
柳瀬川からのはじめての筑波山ですか。はじめての発見って嬉しいですよね。

もなか選

○旅なれば吾も俗なり銀杏散る
 団体旅行で「郷に入っては郷に従え」という感じだったのでしょうか。でも旅先の美しい光景や自然に心を和ませている。「銀杏散る」の季語が良いと思いました。

○落葉降るシフォンケーキの焼ける夜
 良さんに同感です。落葉降る頃の季節の中でケーキを焼く時間ってあたたかくて幸せな感じですね。

○松手入れ脚立に登る子猫かな
 脚立の上の青空と可愛らしい子猫の光景が目に浮かび採らせていただきましたが子猫は春の季語だったですね。松手入でない方か良かったでしょうか?

○太陽光発電パネル山は冬
 太陽光発電という無機質なものと山との対比が良いと思いました。しかも季節は冬。

◎吹奏や銀杏落葉の男子校
 まずキラキラした銀色の管楽器と金色の銀杏の葉が息を呑むような美しさで目に飛び込んできました。下5の男子校で黒い学生服を思い浮かべ色彩、光景ともに好きでいただきました。

Re: 11月のまほろば句会 - 智水

2018/12/06 (Thu) 18:30:07

暖冬というより異常気象ですね。この雨があがると冬らしい寒さになるとか。極端な温度差は身体にこたえますね。皆さん気をつけましょう。遅くなりましたが選句です。

智水選

○しらとりの光の朝を翔べり冬
 ちょっと付きすぎでしょうか。まあ、いいでしょう。幸あれと。

◎霜晴れやかまぼこ兵舎の朽ちる里
 進駐軍の兵舎ですね。陸自相馬が原演習場も進駐軍に接収されていました。村史によればキャンプ・ウエアーと呼ばれていたようです。

○ひとりづつ渡る木橋や朴落葉
 巾の狭い橋に朴の滑りやすそうな落ち葉。あるいは、枯れ沢、枯れ池に積もっている落ち葉かしら。

○桜木に残る枯葉や退院す
 なにはともあれ退院できればいいのです。人生の小休止ですね。

○松手入れ脚立に登る子猫かな
 いたずら子猫の大冒険。一服しながら眺めているのか、それとも仕事を邪魔しに来たのか。

まひる選

○枯木山青空ばかり仰ぎけり
◎しらとりの光の朝を翔べり冬
○引っ詰めのおでこ明るし冬薔薇
○豆腐屋さんラッパの響く鵙日和
○植込の零落の影落葉踏む

ひろ選

○霜晴れやかまぼこ兵舎の朽ちる里
◎日だまりの落葉へ猫の眠りをり
○冬浅しカノンの曲のオルゴール
○四つ辻の冬菊少し身を染めて
○干柿や向こふ三軒両隣

紫泥選

◎小豆干す小豆キラキラ鵙日和
○霜晴れやかまぼこ兵舎の朽ちる里
○日だまりの落葉へ猫の眠りをり
○ひとりづつ渡る木橋や朴落葉
○桜木に残る枯葉や退院す

以上です。
師走です。ゆっくり慌てましょう。

ガオガモンRe: Re: 11月のまほろば句会ドルルモン - スパーダモン

2019/03/02 (Sat) 13:54:52

スパーダモン「デジモンセイバーズは楽しいからこそでしたねー」
ドルルモン「デジモンセイバーズは面白いからこそでしたねー」
ガルルモン「デジモンセイバーズは愉快痛快だからこそでしたねー」
ガオガモン「デジモンセイバーズは心嬉しいだからこそでしたねー」
ライアモン「デジモンセイバーズは喜べるからこそでしたねー」
ミレニアモン「デジモンセイバーズは斬新奇抜だからこそでしたねー」
ユピテルモン「デジモンセイバーズは新機軸だからこそでしたねー」
ホーリードラモン「デジモンセイバーズは個性的だからでしたねー」
ホーリーエンジェモン「デジモンセイバーズは画期的だからこそでしたねー」
セラフィモン「デジモンセイバーズは独創的だからこそでしたねー」
オファニモン「デジモンセイバーズは魅力的だからこそでしたねー」
デュークモン「デジモンセイバーズは感動的だからこそでしたねー」
ジオグレイモン「デジモンセイバーズは理想的だからこそでしたねー」
デジモン(デジタルモンスター)シリーズは全ポケモンを全滅出来ますか?
デジモン(デジタルモンスター)シリーズは全ポケモンを壊滅出来ますか?
デジモン(デジタルモンスター)シリーズは全ポケモンを殲滅出来ますか?
デジモン(デジタルモンスター)シリーズは全ポケモンを退治出来ますか?
デジモン(デジタルモンスター)シリーズは全ポケモンを成敗出来ますか?
デジモン(デジタルモンスター)シリーズは全ポケモンを討伐出来ますか?
デジモン(デジタルモンスター)シリーズは全ポケモンを一掃出来ますか?
デジモン(デジタルモンスター)シリーズは全ポケモンを駆逐出来ますか?
デジモン(デジタルモンスター)シリーズは全ポケモンを粉砕出来ますか?
デジモン(デジタルモンスター)シリーズは全ポケモンを蹂躙出来ますか?
デジモン(デジタルモンスター)シリーズは全ポケモンを無双出来ますか?
俺様はスパーダモンが好きだよ、俺様はスパーダモンが大好きだよ、俺様はスパーダモンが御好みだよ、俺様はスパーダモンを愛好するよ、俺様はスパーダモンを友好するよ、俺様はスパーダモンを嗜好するよ
寧ろ逆にスパーダモンを大切にするよ、他に別にスパーダモンを大事にするよ、例え仮に其れでもスパーダモンを重視するよ、特にスパーダモンを尊敬するよ、もしもスパーダモンを褒めるよ
十中八九スパーダモンを希望するよ、森羅万象スパーダモンを渇望するよ、無我夢中スパーダモンを要望するよ、五里霧中スパーダモンを切望するよ、天上天下スパーダモンを熱望するよ、是非ともスパーダモンを祈願するよ
必ずスパーダモンに決定だよ、絶対にスパーダモンに限定だよ、確実にスパーダモンに指定だよ、十割スパーダモンに認定だよ、100%スパーダモンに確定だよ
当然スパーダモンは斬新奇抜だよ、無論スパーダモンは新機軸だよ、勿論スパーダモンは個性的だよ、一応スパーダモンは画期的だよ、多分スパーダモンは独創的だよ
スパーダモンは強いよ、スパーダモンは強力だよ、スパーダモンは強大だよ、スパーダモンは強者だよ、スパーダモンは強靭だよ、スパーダモンは強烈だよ
スパーダモンは強剛だよ、スパーダモンは強豪だよ
スパーダモンの全勝、スパーダモンの完勝、スパーダモンの必勝、スパーダモンの奇勝、スパーダモンの連勝、スパーダモンの戦勝、スパーダモンの制勝
スパーダモンの優勝、スパーダモンの圧勝、スパーダモンの楽勝、スパーダモンの完全勝利、スパーダモンの大勝利、スパーダモンの勝利、スパーダモンの勝ち
スパーダモン最高、スパーダモン最強、スパーダモン無敵、スパーダモン無双、スパーダモン至高、スパーダモン至福、スパーダモン極上、スパーダモン一位、スパーダモン一番
スパーダモン一等賞、スパーダモンNo. 1、スパーダモン満員御礼、スパーダモン商売繁盛、スパーダモン千客万来、スパーダモン一攫千金、スパーダモン一心不乱、スパーダモン一生懸命
https://i.imgur.com/arXFk2z.jpghttps://i.imgur.com/If6dYZZ.jpg
https://i.imgur.com/gWBk35M.jpghttps://i.imgur.com/r7KV033.jpghttps://i.imgur.com/P0MqbEF.jpghttps://i.imgur.com/RYz46cI.jpg
https://i.imgur.com/LTOF03e.jpghttps://i.imgur.com/nS2Mn9C.jpghttps://i.imgur.com/VJHMz6n.pnghttps://i.imgur.com/W26XmMv.jpg

まほろば初句会 - まなかもなか

2019/01/24 (Thu) 10:57:16

もう24日ですが明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

雪催ガラスの靴を忘れけり
書割の昭和に町や雪だるま
大寒や鏡に通り過ぎる列
新春や隣の人の高笑ひ

すべり台脇に並びし雪だるま
日向ぼこ母の背まるくまるくなり
冬の夜や八の揃はぬ七並べ
雪の山まがりまつすぐけもの道

堤防に巨神兵見ゆ雪捨場
寒鰤を喰ふ親爺の口の闇
さやうなら小首傾げし雪だるま
魚は氷に上る私はシンデレラ

西空の晴や隼待つ漢
雪だるま笑つてゐたる夜の黙
吹雪よけ犬行くところ歩くなり
雪だるま遠く夜汽車の声を聞く

雪だるま北方領土波高し
初雪や枕草子音読す
雪うさぎ一緒に作つてくれし人
となりより少し大きく雪だるま

橡の木の枝先太し寒夕焼
蝋梅の青き香りにつつまるる
年古りた手のわななきや氷柱折る
山茶花や散らした花で年を越す

人影も雪だるまも無し十日町
冬日は家山は空へと溶けにけり
親指の形残りし雪兎
たましひの少しお留守よ凧

青空を見上げてゐたる雪だるま
厨まで蝋梅の香届きをり
一日の行を終りて冬北斗
打つやうに地に放たれし独楽回し

障子貼りなれるよりなれはれるなり
雪だるまロマンス詐欺の跋扈せり
道挟み同じ背丈の雪達磨
冬天や稲荷明神赤鳥居

子らの声遠のき黙の雪だるま


以上です。選句よろしくお願いいたします。

次回は2月20日(水)で兼題は「薄氷」です。
来月も楽しみにしています。

Re: まほろば初句会 - まなかもなか

2019/01/24 (Thu) 11:03:00

訂正です。2番めの句

 書割の昭和の町や雪だるま  に訂正願います。

Re: まほろば初句会 - まなかもなか

2019/01/27 (Sun) 13:30:55

ゆうべ雪が降ったらしくケーキの上の粉砂糖くらいの雪が残っていました。
今日は晴れていますが気温は低いです。

もなか選

 ○ 雪の夜や八の揃はぬ七並べ

 ○ さやうなら小首傾げし雪だるま

 ○ 雪だるま遠く夜汽車の声を聞く

 ○ 青空を見上げてゐたる雪だるま

 ◎ 蝋梅の青き香りにつつまるる

ドライアイのようで目が疲れて仕方ありません。
でも風邪は引いてないです。
皆さまインフルエンザにやられないよう気をつけてください。

Re: まほろば初句会 - 紫泥

2019/01/27 (Sun) 15:43:55

ケ席で申し訳ありませんでした。選句です。
〇新春や隣の人の高笑ひ
〇雪だるま北方領土波高し
〇蝋梅の青き香りにつつまるる
〇厨まで蝋梅の香届きをり
◎大寒や鏡に通り過ぎる列

Re: まほろば初句会 - 智水

2019/01/28 (Mon) 10:49:09

あけましておめでとうございます。あけおめ。
ことしもよろしくおねがいします。ことよろ。
ここ数日雪が舞っています。積もるほどではないので、よいお湿りでしょう。ウチのお客さんにもインフルエンザが何人か。皆さん、気をつけましょう。さて、選句です。

智水選
〇雪の山まがりまつすぐけもの道
(この辺りではよく言います。曲がっているようだが、まあ、これくらいは真っ直ぐでいいや、ということです。)
◎年古りた手のわななきや氷柱折る
(古い巻物に描かれているような景ですね。老婆でしょう。)
〇たましひの少しお留守よ凧
(ポップでシュールな凧が寒空を泳いでおります。)
〇雪だるまロマンス詐欺の跋扈せり
(クヒオ大佐ですね。実際はヤード暮らしの外国人だったりするようです。)

まひる選
〇子らの声遠のき黙の雪だるま
〇雪の山まがりまつすぐけもの道
〇魚は氷に上る私はシンデレラ
◎西空の晴や隼待つ漢
〇となりより少し大きく雪だるま

ひろ選
〇堤防に巨神兵見ゆ雪捨場
〇雪だるま遠く夜汽車の声を聞く
〇雪だるま北方領土波高し
〇人影も雪だるまも無し十日町
◎冬日は家山は空へと溶けにけり

三毛猫選
◎子らの声遠のき黙の雪だるま
〇寒鰤を喰ふ親爺の口の闇
〇人影も雪だるまも無し十日町
〇たましひの少しお留守よ凧
〇青空を見上げてゐたる雪だるま

以上です。

Re: まほろば初句会 - 良

2019/01/28 (Mon) 10:53:14

1月のまほろば初句会でしたね。今年もよろしくお願いいたします。大寒ですが埼玉は雪も降らず大乾燥。蠟梅、紅梅が咲いています。選句しました。


○大寒や鏡に通り過ぎる列
何の列でしょうか大寒の鏡が良いと思いました。

○冬の夜や八の揃はぬ七並べ
こういうことありますね。切り取りが上手いと思いました。

○となりより少し大きく雪だるま
微笑ましい感じと気持ちが伝わって来ました。

○冬日は家山は空へと溶けにけり
家々には日が差しているけれど山はしぐれているいかにも冬の感じ。

◎初雪や枕草子音読す
枕草子が良かった。香炉峰の雪と響きあっている。

Re: まほろば初句会 - あんこ

2019/01/28 (Mon) 12:35:13


皆さま,本年もよろしくお願いいたします☆
風邪やインフルなど,お気をつけてくださいね.
私たちは元気ですが,あまりの乾燥ぶりにせっせと
洗濯物を室内干しする日々です.
今回,素敵な句が多く迷いました.以下をいただきました☆

◎雪催ガラスの靴を忘れけり
取り合わせの素直な良さ,さみしい光景なのに
なんとも美しく見える部分に惹かれます.

○書割の昭和に町や雪だるま
書割の昭和という導入から季語への着地が見事.

○雪だるま遠く夜汽車の声を聞く
人もまた,耳をそばだてている.
静かで遙かな時間.

○初雪や枕草子音読す
読みながら自分の声を聞いている.今年最初の雪を感じながら.

○親指の形残りし雪兎
かわいらしい形が親指で見えてくるのです.

Re: まほろば初句会 - けんじ

2019/02/02 (Sat) 17:55:34

けんじです。選句遅くなってすみません。
今年もよろしくお願いします。

○大寒や鏡に通り過ぎる列
正月の一風景でしょうか。賑やかさが伝わります。

◎雪の山まがりまつすぐけもの道
雪によって道がまっすぐに正されるいるようで発見があります。

○さやうなら小首傾げし雪だるま
溶けゆく雪だるまの悲哀を感じます。

○吹雪よけ犬行くところ歩くなり
動物の勘に勝る物なしです。

○青空を見上げてゐたる雪だるま
恨んでいるようにも思えて面白いです。

12月のまほろば句会 - まなかもなか

2018/12/20 (Thu) 11:20:16

冬の蝶クランチチョコの割れる音
寝ていても高圧線のうねりかな
白壁の刺青となりし冬の蝶
高齢化の町のバス停空つ風

冬の蝶市内循環バス待てり
今宵だけイエスの僕クリスマス
凍蝶や行方不明となりし父
高窓にしばし迷ヘリ冬の蝶

凍蝶や夢とのさかい飛んでをり
弦月を搦めとりたり冬木立
真つ白な家の皇帝ダリアかな
冬の蝶日向大きくしてゐたり

街の灯の時雨の路に拡散す
うたたねの犬の背ゆるり冬の蝶
室内のひつそり征くや冬の蝶
初霜や観音様からかがやかす

ノーサイド笛にラガーの天仰ぐ
クリームを擦り込む踵師走かな
冬晴や向井千秋の宇宙松
少しだけ触れてみたいの冬の蝶

四つ辻のカーブミラーの冬日かな
冬の蝶谷川岳を超え行けり
根刈仕立こぶしつきあげ空つ風
独り居の家揺るがせり虎落笛

墓囲む小さき畑や冬黄蝶
枯園や低きへ落つる水の音
冬の蝶近づきがたき気を纏ふ
飛んできて一頭の蝶はにかみぬ

今年も1年間楽しい句座を設けていただきましてありがとうございました。
句ができないときもありますが皆さまの選と鑑賞が励みになります。
来年もよろしくお願いいたします。

来月の初句会は1月24日(木)で
兼題は「雪達磨」です。(雪うさぎなど傍題も可)

Re: 12月のまほろば句会 - 良

2018/12/23 (Sun) 11:00:27

いよいよ押し詰まって参りました。今年も(欠席もありましたが)まほろばに参加させて頂きありがとうございました。みなさまの個性あふれる句を読み楽しみながら選句出来ました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
年々一年のスピ-ドが増しています。末期高齢者になりそ~!
みなさまもお元気で良いお年をお迎えください。


○冬の蝶市内循環バス待てり
冬の蝶が出て来るロ-カルな感じが想像でき無理なく詠まれていて良かったです。

○弦月を搦めとりたり冬木立
弦月(秋)と冬木立(冬)の季節違いの季語が入っていますが冬木立を季語として頂きました。寒そうな風景が見えてきました。(枯木星という季語もありますね)

○初霜や観音様からかがやかす
初霜やで切れているので周りにはまだ霜が残っている。観音様にかかった霜が一番にとけだししっとりと濡れた姿が浮かびあがって来た様子がいいな-と頂きました。

○冬の蝶近づきがたき気を纏ふ
摘むと毀れてしまいそうなそんな感じは人を近づけない雰囲気をいっぱい出しているのですね。まさに冬の蝶です。

◎うたたねの犬の背ゆるり冬の蝶
冬の蝶がうたたねの犬の背をゆらりと越していった。と読みました。犬も蝶もゆったりしているひと時の平和さが良いです。

Re: 12月のまほろば句会 - まなかもなか

2018/12/23 (Sun) 15:27:57

良さん、さっそくの選句をありがとうございます。
毎回、句会後の(東京組)の選と鑑賞を楽しみにしています。
これからもよろしくお願いいたします。

来月の初句会の日程がすみませんが変更になります。
1月23日(水)に変更いたします。
よろしくお願いいたします。

Re: 12月のまほろば句会 - まなかもなか

2018/12/24 (Mon) 14:56:55

切羽詰まらないうちに選句いたします。

○ 凍蝶や行方不明となりし父
 行方不明となりし父、大変なことをサラッと言っていてびっくりしました。気になる句でいただきました。
凍蝶はかわいそう過ぎかな~とも思うのですが。

○ 真つ白な家の皇帝ダリアかな
 実景だと思いました。真っ白な家の2階まで届く、皇帝ダリアの雄々しくて気高い姿と冬の青空がくっきりと目に浮かびいいなと思いました。

○ 四つ辻のカーブミラーの冬日かな
 カーブミラーに当たっている日は午後の冬日で、今日の日程が順調に進み、満足感のなか家路に向かっている途中でしょうか。
カーブミラーの日差しがきらきらしています。

○ 冬の蝶谷川岳を越え行けり
 雄大な景です。
この句を頂いてから「谷川岳を越えて来し」とか「越えて行け」のほうが現実味があるのかしらと。
雪の谷川岳から真っ白な冬蝶が飛んできたら素敵です!

◎ 街の灯の時雨の路に拡散す
 雨の日の街灯下のアスファルトが照らされてとてもきれいで見入ってしまったことがありました。
共感できましたので特選でいただきました。
「街の灯の時雨の・・・」と
「の」を続けるのは効果的かどうか少し気になりました。

Re: 12月のまほろば句会 - 智水

2018/12/26 (Wed) 17:56:24

これから正月にかけて寒波襲来だそうです。忘年会ラッシュを乗り切って、後は「まほろば忘年会」を残すのみ。一年間ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
さて、選句です。

智水選
○白壁の刺青となりし冬の蝶
(白壁に留まって日向ぼこでしょうか。鮮やかな景が浮かびます。)
○冬の蝶市内循環バス待てり
(見るともなく辺りを見回すと、蝶が飛んでいたのでした。)
○うたたねの犬の背ゆるり冬の蝶
(日だまりが暖かそうです。はたはたと蝶がやってきました。)
◎少しだけ触れてみたいの冬の蝶
(つい頑張れよと励ましたくなりますね。強くつかむと羽根がちぎれますよ。)
○根刈仕立こぶしつきあげ空つ風
(桑の木の仕立て方ですね。腰の辺りにこぶを作って何本もの枝を逆さ箒のように生やします。その枝が、空っ風に吹かれて鳴るのでした。)

まひる選
○凍蝶や夢とのさかい飛んでをり
◎冬の蝶日向大きくしてゐたり
○少しだけ触れてみたいの冬の蝶
○根刈仕立こぶしつきあげ空つ風
○墓囲む小さき畑や冬黄蝶

紫泥選
○冬の蝶市内循環バス待てり
○冬の蝶日向大きくしてゐたり
○街の灯の時雨の路に拡散す
○うたたねの犬の背ゆるり冬の蝶
◎冬の蝶近づきがたき気を纏ふ

ひろ選
○今宵だけイエスの僕クリスマス
◎真つ白な家の皇帝ダリアかな
○室内のひつそり征くや冬の蝶
○ノーサイド笛にラガーの天仰ぐ
○少しだけ触れてみたいの冬の蝶

三毛猫選
○白壁の刺青となりし冬の蝶
○凍蝶や行方不明となりし父
◎凍蝶や夢とのさかい飛んでをり
○うたたねの犬の背ゆるり冬の蝶
○独り居の家揺るがせり虎落笛

以上です。皆さん、佳いお年を。

Re: 12月のまほろば句会 - あんこ

2018/12/29 (Sat) 17:18:17

年末になってしまい、ごめんなさい。
今回、選のみの参加となり、すみません。
今年も句会をご一緒させていただき、ありがとうございます。
来年もよろしくお願いいたします★

○高窓にしばし迷ヘリ冬の蝶
冬の蝶だと、意味ありげな感じがしますね。
自分のこれからも重なるかのようです。

○街の灯の時雨の路に拡散す
拡散というかたい言葉が、冬の寒さや時雨と
合っていると思います。
灯を散らして、寒さも増していくようです。

○うたたねの犬の背ゆるり冬の蝶
なんとなく老いた犬のようなイメージがあります。
優しく過ぎる冬の蝶がいいです。

◎冬晴や向井千秋の宇宙松
スケールが大きい句に冬晴れの気持ちよさが
よく合っていて、好きです。

○墓囲む小さき畑や冬黄蝶
かつてここにいた人たちが眠る場所を、
蝶が守っているかのようです。

Re: 12月のまほろば句会 - まなかもなか

2018/12/31 (Mon) 10:07:23

あんこちゃん お忙しい中選句をありがとうございます。
いつもあんこちゃんの句や選が楽しみで、また勉強になります。
先日、良さんと電話で話してましてやっぱり作者がわかったほうがよいねということになりました。
とりあえず、あんこちゃん選は

 高窓にしばし迷へり冬の蝶   智水

 街の灯の時雨の路に拡散す   三毛猫

 うたたねの犬の背ゆるり冬の蝶 まひる

 冬晴や向井千秋の宇宙松    もなか

 墓囲む小さき畑や冬黄蝶    良


でした。
まんべんなく採っていただいきありがとうございました。
ヒロさんの無点句をあんこちゃんが採ってくださることが多いのですが今回はもなかの無点句、冬晴を採っていただけてうれしいです。

来年も時間の許すかぎりよろしくお願いいたします。
初句会は1月23日(水)です。


けんじさん!梨花集作家おめでとうございます!

Re: 12月のまほろば句会 - けんじ

2019/01/02 (Wed) 18:19:04

明けましておめでとうございます。
中々参加出来ずすみません。
まなかもなかさん、どうもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。

10月のまほろば句会 - まなかもなか

2018/10/18 (Thu) 07:28:12

毬栗の手に取るまでの大きさよ
平成の終わりの秋や雲流る
栗饅頭食べをる姪の左利き
熱湯へ浸けてより栗剥きはじむ

行く秋や築地市場の時計台
きゆうくつに円陣を組む栗の昼
秋の雲母一人居の広き部屋
毬ひとつ机の上におかれてる

エスプーマ巨峰のぜいたくしゆわしゆわわ
笑み栗の落ちたばかりか二つ三つ
栗を食む女々しき安吾繰りながら
焼栗の熱さ楽しき散歩かな

買ふともなく指に触れをり栗の艶
変色のレシピや栗の渋皮煮
栗飯の栗の適度に砕かれリ
アキアカネ軍用ヘリを追い越せり

榛名富士うえからくれて彼岸かな
天高し無言の威嚇赤き城
渋皮の爪に詰まりし山の栗
一刹那落栗静寂揺るがせり

穴まどひ空のにはかに近づきぬ
やぶれがさくくりつけてる菊花展
大振りの栗虫喰ひの穴ひとつ
湯殿山信仰石碑蕎麦の花

真夜中の毬栗ゆつくり割れにけり
栗の実の落つる気配や演歌聴く
稲架掛けしみんな寄り合い握り飯
爆発や一気にためて栗の生れ

山栗の空に揺れるや奥の院
名月を浮かべし淵の深さかな
いつせいに信号は青ハロウィン
草紅葉雨堪へたる空の色

身に入むや大橋渡るターレ列
栗一つ親指の爪立てて剥く
根拠なき幸せのあり栗を剥く
雲の上伊香保街道冬じたく
月もまた異国の光放ちをり

昨日のまほろば句会も温かい雰囲気の中で楽しませていただきました。
選句よろしくお願いいたします。

次回は11月21日(水)で兼題は「落葉」です。
来月もよろしくお願いいたします。

Re: 10月のまほろば句会 - あんこ

2018/10/21 (Sun) 17:21:11

遅い秋がやってきました。
散歩などによい気候と天気です。
今月もありがとうございました★
選句いたしました。

○毬栗の手に取るまでの大きさよ
見てるだけと、実際に手にした時の違いが
リアルに感じられます。よく見ていらっしゃるなあと思います。

○笑み栗の落ちたばかりか二つ三つ
二つ三つがいいですし、笑み栗がなんだか楽しそうです。
それを見ている作者の楽しそうな感じもいいです。

○渋皮の爪に詰まりし山の栗
爪に詰まるのが、山栗というのがいいですね。

○根拠なき幸せのあり栗を剥く
読んでいるこちらも幸せになります。

◎月もまた異国の光放ちをり
異国の光がいろいろとあると作者は思っていて、
月もまたそうだ、という心持ちに共感しました。

Re: 10月のまほろば句会 - 良

2018/10/22 (Mon) 11:13:43

やっと秋日和というお天気になって来ましたね。昨日柳瀬川の近くにある畑に蕎麦の花が咲いているのを発見しました。白い花が一面に咲いている風景は素敵でした。

選句しましたよろしくお願いいたします。

○毬栗の手に取るまでの大きさよ
経験をしていても句に出来なかった。上手く切り取り詠まれたと思いました。

○アキアカネ軍用ヘリを追い越せり
朝霞基地が近いせいか軍用ヘリを見かけます。音も姿も異常です。アキアカネが今年は少ない感じがします。軍用ヘリを追い越したアキアカネは平和ですね。

○穴まどひ空のにはかに近づきぬ
穴まどひと空は離れているがみつけた時の一瞬のはっとした作者の心理的な感じがにはかにで伝わって来ました。

○根拠なき幸せのあり栗を剥く
上五中七の表現が幸せです。季語も良いと思いました。

◎いつせいに信号は青ハロウィン
色々な仮装をした人々がスクランブル交差点、大きな道路の信号に動く様子が見え面白い。怪人も信号は守るのです。

Re: 10月のまほろば句会 - 智水

2018/10/23 (Tue) 20:09:15

好天が続き、ようやく稲の取り入れが終わりました。毎年のことなのに、毎年作柄が違います。今年は大量のヒエを作ってしまい、二週間も余計な労力を費やしてしまいました。反省しきりの米作りとなりました。さて、選句です。


智水選

○栗飯の栗の適度に砕かれリ
炊けた後にかき回すと自然にこうなるらしいです。

○天高し無言の威嚇赤き城
これは夕日を浴びた赤城山に違いないと思ったら、イタリア?の古城とか。思い違いも楽しいものです。

○一刹那落栗静寂揺るがせり
これくらい大げさなのも一興ではないかと。

○穴まどひ空のにはかに近づきぬ
蛇がうろうろ、なにやら不穏な兆しあり、という風情。

◎根拠なき幸せのあり栗を剥く
なにかの条件が満たされるとかじゃなくて、幸せというのはこういうものかと思いますね。

まひる選

◎焼栗の熱さ楽しき散歩かな
○穴まどひ空のにはかに近づきぬ
○爆発や一気にためて栗の生れ
○いつせいに信号は青ハロウィン
○身に入むや大橋渡るターレ列

ひろ選

○秋の雲母一人居の広き部屋
○変色のレシピや栗の渋皮煮
◎渋皮の爪に詰まりし山の栗
○湯殿山信仰石碑蕎麦の花
○山栗の空に揺れるや奥の院

紫泥選

○栗饅頭食べをる姪の左利き
○大振りの栗虫喰ひの穴ひとつ
○いつせいに信号は青ハロウィン
○身に入むや大橋渡るターレ列
◎根拠なき幸せのあり栗を剥く

三毛猫選

○毬栗の手に取るまでの大きさよ
○アキアカネ軍用ヘリを追い越せり
◎渋皮の爪に詰まりし山の栗
○大振りの栗虫喰ひの穴ひとつ
○根拠なき幸せのあり栗を剥く
 
以上です。三毛猫さんの選もついでに打ってしまいました。
一言あれば追加してください。

Re: 10月のまほろば句会 - まなかもなか

2018/10/24 (Wed) 15:17:30

あんこちゃん、良さん選句ありがとうございます。
智水さん、いつも美味しいお米をありがとうございます。
今年もお疲れ様でした。

もなか選

○行く秋や築地市場の時計台
時計台通りという通りがあるのですね。
とうとう移転してしまったのですね。

○焼栗の熱さ楽しき散歩かな
仕事帰りのふたりが熱々の焼栗を分け合って秋の味覚を楽しんでいる景が見えてきます。

○爆発や一気にためて栗の生れ
大きな毬が割れる瞬間でしょうか。びっくりしました。

○根拠なき幸せのあり栗を剥く
幸せに訳なんてないんですね。栗を剥く時間を楽しんでいる感じが素敵です。

◎変色のレシピや栗の渋皮煮
なかなか手間のかかる栗の渋皮煮。しかも大振りの良い栗が手に入ったときだけとなると毎年作るのはたいへんです。
でもやっぱり時々は作って食べたいとレシピを出すと少し変色していた。
甘さと美味しさの詰まった大事なレシピです。

Re: 10月のまほろば句会 - 三毛猫

2018/11/02 (Fri) 22:54:09

智水さん、有難うごいます。
なかなか感想を書き込む時間がなくいつも選句だけのことが多いので、句会に参加した日は一緒に打って頂くととてもありがたいです。
11月の句会の日は、残念ですが仕事で参加できません。句ができましたら投句します。よろしくお願い致します。
三毛猫

Re: 10月のまほろば句会 - けんじ

2018/11/03 (Sat) 22:17:28

けんじです。選句遅くなってすみません。
よろしくお願いします。

○焼栗の熱さ楽しき散歩かな
あつあつの栗を食む雰囲気がよく見えます。

○買ふともなく指に触れをり栗の艶
触ってみたくなる気持ち、わかります。

○渋皮の爪に詰まりし山の栗
渋皮をきれいに取ろうとするとこうなります。
食べ始めると止まりません。

○爆発や一気にためて栗の生れ
栗の割れた瞬間をよくとらえました。

◎根拠なき幸せのあり栗を剥く
長閑な風景が見えていいです。

9月のまほろば句会 - まなかもなか

2018/09/19 (Wed) 09:41:27

野良仕事背中の上に月が出た
月明りもらい風呂ゆく二人かな
十六夜やつかへつつ読む文語文
曼珠沙華ぽつぽつ立てり古墳群

ドアミラーゆつくり閉じて九月尽
雨音は Chopin のリズム秋の夜
草原の真中月光降りし音
鰯雲母すむ里の山羊の鳴く

つまづいて苦笑いする月夜かな
寝ていても摘んで食べし鬼灯か
吾亦紅現在を忘れし母の刻
日曜の夕暮れ刻や鉦たたき

ラクロスの捉へし風よ赤のまま
星月夜うかび上がりし滑り台
口ずさむ少女のふたり草の絮
病床に妻の事故聞く夜長かな

空耳や誰の無念か昼の月
穂孕期近所総出の草刈機
ニラ玉の膝にこぼれし月の夜
合わせあふ覚えたての歌月の道

月しづか心にしまふ波の音
千本鳥居落し穴のごとき月
十六夜ここで折り返す波を待つ
望の月機影のよぎる基地の町

その節は空でにっこりお月さま
棟上げの重陽の日と定めたり
真つ直ぐな文字の葉書やいわし雲
三日月や連れ立ちて入るビリヤード

雨月かな最終バスの消灯す
つゆ草のあをの消えたり昼さがり
とんぼとりだまされるのか棒の先
刈り草をもたげ一群彼岸花

まほろばの庭の紫式部はもう色を付け、田んぼの畦には
たくさんの曼珠沙華が咲いていました。
今夜は月はなかったけれど、だいぶ涼しく感じられました。

次回は10月17日(水)で兼題は「栗」です。
来月もよろしくお願いいたします。

Re: 9月のまほろば句会 - あんこ

2018/09/25 (Tue) 12:22:21

昨日のよい月を見忘れてしまいました(^_^;)
でも,ほんとの十五夜は今日らしいですね。
もっとも雨なので雨月ですかね。
俳句の中でお月見させていただきました☆

○月明りもらい風呂ゆく二人かな
いい風景ですね。

○十六夜やつかへつつ読む文語文
つっかえながら文語文を読んでいるというところが十六夜にぴったり。


○吾亦紅現在を忘れし母の刻
切ないです。吾亦紅の素朴さがことに切なさを誘います。


○望の月機影のよぎる基地の町
美しいものと恐ろしいものが同時にある現実。


◎その節は空でにっこりお月さま
ユーモラスで大らかさがとても好きでした。

Re: 9月のまほろば句会 - まなかもなか

2018/09/25 (Tue) 16:08:05

あんこちゃん 選句ありがとうございます。
そう雨月ですね。雨がやんでも無月でしょうか。

○つまづいて苦笑いする月夜かな
 思わず周りを見回して誰もいないと気づくとひとりで苦笑い。 月夜につまづくのは楽しいかもしれない。

○望の月機影のよぎる基地の町
 望の月が効いていると思いました。

○三日月や連れ立ちて入るビリヤード
 なんだか楽しそうで勢いがあっていいと思いました。

○雨月かな最終バスの消灯す
 雨月を愛で静かに終わる一日もいいものだと思う。
満ち足りた一日だったと思いました。

◎十六夜やつかへつつ読む文語文
 普段あまり読まない文語文を十六夜にじっくりと読む。ゆっくりとした静かな時間を感じました。

Re: 9月のまほろば句会 - 智水

2018/09/27 (Thu) 11:18:58

刈り入れ前の田圃のヒエ取りでクタクタです。追い打ちのようにまたまたまた台風襲来。日曜日に予定されていた防災訓練が
中止になりました。訓練ではなく、防災に備えねば。
さて、選句です。

智水選
○ラクロスの捉へし風よ赤のまま
(ラクロスという珍しい競技と赤まんまの取り合わせが絶妙です。)
○月しづか心にしまふ波の音
(心にしまふ、で月の光がいっそう輝くようです。)
◎千本鳥居落し穴のごとき月
(登り詰めるように立ち並ぶ鳥居の空にぽっかりと月。明暗逆転の落とし穴が見事です。)
○望の月機影のよぎる基地の町
(横田基地配備のオスプレイでしょう。可動式のプロペラの風圧はハンパないですよ。)
○刈り草をもたげ一群彼岸花
(ようやく伸び盛りを過ぎた土手草を突いて真っ赤に咲いております。)

まひる選
○ドアミラーゆつくり閉じて九月尽
○つまづいて苦笑いする月夜かな
○空耳や誰の無念か昼の月
○真つ直ぐな文字の葉書やいわし雲
◎雨月かな最終バスの消灯す

ひろ選
○野良仕事背中の上に月が出た
○つまづいて苦笑いする月夜かな
○病床に妻の事故聞く夜長かな
◎空耳や誰の無念か昼の月
○月しづか心にしまふ波の音

紫泥選
○十六夜やつかへつつ読む文語文
◎ラクロスの捉へし風よ赤のまま
○口ずさむ少女のふたり草の絮
○ニラ玉の膝にこぼれし月の夜
○雨月かな最終バスの消灯す

以上です。紫泥さんのパソコン、不調により代行しました。W10にしたら投稿できなくなったらしいです。

Re: 9月のまほろば句会 - 良

2018/09/27 (Thu) 12:27:26

急に涼しくなりました。懐かしい香りがするな~と思いましたら木犀が咲き出していました。あの超暑い夏が長かったような短かったような感じさえします。

選句しました。

○野良仕事背中の上に月が出た
やや散文的ですが丸いで背中と月明かりに良い世界を感じました。

○曼珠沙華ぽつぽつ立てり古墳群
曼珠沙華がつきすぎかなとも思いましたが群れ咲きでなくぽつぽつとあるのが古墳群と相性が良いと思いました。

○ラクロスの捉へし風よ赤のまま
ラクロスを調べて赤のままがとても良いと思いました。

○千本鳥居落し穴のごとき月
穴のごときに見えた月 千本鳥居だからでしょうね。

◎星月夜うかび上がりし滑り台
上五の季語によりだれも居ない滑り台が不思議な物に見えて着ました。


Re: 9月のまほろば句会 - けんじ

2018/10/05 (Fri) 20:48:58

けんじです。選句遅くなってすみません。
よろしくお願いします。

○十六夜やつかへつつ読む文語文

○曼珠沙華ぽつぽつ立てり古墳群

○草原の真中月光降りし音

○ラクロスの捉へし風よ赤のまま

◎合わせあふ覚えたての歌月の道

8月のまほろば句会 - まなかもなか

2018/08/23 (Thu) 10:25:00

遠雷やひとりにひびき迷いなし
ぽつかりと心の穴に赤蜻蛉
書きかけの油絵ふたつ今朝の秋
議論尽き別れ別れの残暑かな

信濃富士鬼無里戸隠蕎麦の花
残暑かな駐車禁止の赤き文字
ふるさとの間遠く揚がる花火かな
背中からタトゥーの覗く残暑かな

ハイビスカス揺る全力の首長の死
観音堂中でうずまく残暑かな
やはらかく舌にしびれてかき氷
虫の音の車窓に流れ shall we dance?

喧騒の店じまいする秋厚し
詳細を語らぬままに秋の風
階段を登りたがりし秋の蝉
グラウンドの声天辺へ百日紅

大花野チャイコフスキーの第五番
猫の背のつくづく猫背秋夕焼
ひまわりや迷路の中でつまづいて
苛酷さの消えざる空の残暑かな

秋めくや半額セールのホットドッグ
蕎麦店の打ち壊されし昼残暑
しばらくの黙ありてまた草雲雀
流星の消えても空は元のまま

髪にある美容室の香秋厚し
看板の時間となりしねこじやらし
遠花火しづかに待ちし音ひとつ
大空や雲白く抜ける残暑

夏の風懐にいれまた歩き
遠山に雲の張りつく残暑かな
残暑ゆへ反論もせずそれじゃまた
玫瑰や利尻最後の行幸島

鈴虫や転がしてみる乾電池
焔星くつきりと在り髪洗ふ
鈴虫やゆつくり消える蛍光灯
隣席の声混じり合ふ残暑かな

昨日も蒸し暑い夜でしたがまひるさんが
テーブルに葡萄、梨など秋の味覚を並べてくださり
美味しく味わいながらの句会でした。

句会終了後もまだまだ暑かったですが南の空の月と
焔星(火星)を見ながら家路につきました。

次回は9月18日の火曜日になりました。
兼題は「月」(雨月、無月、名月なんでも可)

来月も何とぞよろしくお願いいたします。

Re: 8月のまほろば句会 - あんこ

2018/08/23 (Thu) 20:53:53

台風が近づいています。
明日の仕事に支障がないといいのですが。
今月もよい句が多くて楽しかったです。
ありがとうございました。

○ぽつかりと心の穴に赤蜻蛉
優しく癒されていくようです。

◎やはらかく舌にしびれてかき氷
やはらかくが実感ありますし、かき氷の甘さも感じますし、
冷たさの幸せを感じます。

○虫の音の車窓に流れ shall we dance?
静かだけどオシャレ。

○流星の消えても空は元のまま
当たり前ですけど、こういわれてみると不思議ですね。

○遠山に雲の張りつく残暑かな
残暑という感じ。でも、秋めいてきた空や雲も見えます。

Re: 8月のまほろば句会 - まなかもなか

2018/08/27 (Mon) 13:19:12

あんこちゃん、早速の選句をありがとうございます。
台風は過ぎたけどまだまだ猛暑続きですね。

○ふるさとの間遠く揚がる花火かな
どこかから聞こえる花火の音に遠いふるさとのゆったりした時間と懐かしい日々を思い出しているような気がします。

○背中からタトゥーの覗く残暑かな
この猛暑、残暑にもめげぬ力強い漢の背中を思い浮かべました。着ているのは袖ぐりの大きく開いた黒いランニングシャツかな~。

○蕎麦店の打ち壊されし昼残暑
涼をもとめて冷たい蕎麦で昼食をと出かけたら、あったはずの蕎麦店がなんと取り壊されてブルトーザーが整地しているではないか。
ますます残暑が身に沁みる。

○遠山に雲の張り付く残暑かな
共感できる句です。まだまだ暑いのですが山の色が黒ずみくっきりしている。その山の上の雲を張り付くとした表現にこびりついているような残暑を感じました。

◎残暑かな駐車禁止の赤き文字
現実的な句ですが一番共感できました。
少しでも近くに止めたいのにここも駐車禁止。
暑い中を歩くのはイヤ。
もうこの残暑早くサヨナラしたいです。

Re: 8月のまほろば句会 - 良

2018/08/28 (Tue) 10:22:09

昨夜の雷は久し振りにキャ-参ったという感じでした。時間はそう長くなかったのですが稲光が絶え間なく音も凄まじいものでした。一瞬停電になったので懐中電灯ろうそくを準備しました。群馬も雷さまの多い県ですよね。
選句しました。よろしくお願いいたします。

○書きかけの油絵ふたつ今朝の秋
未完成の油絵それも二つがいいです。季語も効いていると思いました。

○階段を登りたがりし秋の蝉
面白いです。蝉も高きを目指しているのでしょうか。

○ひまわりや迷路の中でつまづいて
ひまわりに囲まれた迷路と読みました。そんな中でつまづいてもひとりといような感じがしてひかれました。

○遠花火しづかに待ちし音ひとつ
音がするかと待つわずかな時間、一瞬無口になっている雰囲気が伝わって来て好きな句でした。

◎議論尽き別れ別れの残暑かな
さんざん議論を尽くしたのにどこかまだ拘りが残りそれぞれの帰路につく。残暑の季語により作者のやりきれなさ疲労感まで伝わってきます。

Re: 8月のまほろば句会 - 智水

2018/09/04 (Tue) 14:34:44

またまた台風襲来です。室戸岬の波頭の高さは驚きですね。どこの地域も油断大敵。何が起こるか分かりません。皆さんの無事を祈ります。
さて、選句です。

智水選
○ぽつかりと心の穴に赤蜻蛉
(心の穴は見ることはできませんが、赤蜻蛉がさみしそうですね。)
◎背中からタトゥーの覗く残暑かな
(なんとなく女の人のだと思いました。訳ありタトゥーだな、と。)
○階段を登りたがりし秋の蝉
(ジジッと転げて、よたりよたりともがくかな、なんて。)
○遠花火しづかに待ちし音ひとつ
(大輪だね、ほうら、ドーンと鳴って来た。)
○隣席の声混じり合ふ残暑かな
(暑っちいねえ、えっ、何の話してたっけ。電気?電池?天気?)

まひる選
○ふるさとの間遠く揚がる花火かな
○ハイビスカス揺る全力の首長の死
◎観音堂中でうずまく残暑かな
○残暑ゆへ反論もせずそれじゃまた
○焔星くつきりと在り髪洗ふ

ひろ選
○議論尽き別れ別れの残暑かな
○ハイビスカス揺る全力の首長の死
○遠山に雲の張りつく残暑かな
◎玫瑰や利尻最後の行幸島
○鈴虫やゆつくり消える蛍光灯

以上です。
次回もよろしくお願いします。

Re: 8月のまほろば句会 - 三毛猫

2018/09/10 (Mon) 22:27:28

今晩は、今月も出席できなくて残念です
選句しまーす

◎遠花火しづかに待ちし音一つ
〇遠山に雲の張りつく残暑かな
〇猫の背のつくづく猫背秋夕焼
〇観音堂中でうずまく残暑かな
〇ハイビスカス揺る全力首長の死


日本中あちこちで自然災害で、いつ何があるかわからない、天変地異、他人事ではないような気持ちになってきました。本気で防災グッズ準備しようとおもいました。
来月句会に参加できるるといいなって思ってます。

Re: 8月のまほろば句会 - けんじ

2018/09/12 (Wed) 08:34:34

けんじです。選句遅くなってすみません。
よろしくお願いします。

○書きかけの油絵ふたつ今朝の秋

◎グラウンドの声天辺へ百日紅

○看板の時間となりしねこじやらし

○遠花火しづかに待ちし音ひとつ

○隣席の声混じり合ふ残暑かな

7月のまほろば句会 - まなかもなか

2018/07/19 (Thu) 09:48:03

暑中お見舞い申し上げます。
連日の暑さにへとへとですが句会を楽しむことができました。

向日葵にうもれて進むひとりぼち
蝉時雨雑誌に小さく麗子像
海の日やたこ焼きに舌やけどして
裸の子どこを見ている一人つ子

真ん中に向日葵を描く日記かな
向日葵や遠ざかりゆく子の背中
蜩の車窓に響く旅の末
向日葵の飾り壊しSNS

コロッケパン咥え迷走夏の猫
真夜中のサッカー観戦夏の夢
三伏や無敵のごとき脹脛
眠れない子ども向日葵の保育園

反省し畦に蒔かれた小豆かな
爪をかむ向日葵の種を割る
ひまはりや坊主頭の三兄弟
SLの音遠のけり天の川

向日葵の根方より見る空高し
累卵之危向日葵の西を向く
涼風や指輪の跡の光る指
日盛りやテレビの笑ふ待合室

森近きプラネタリウム晩夏光
桑の葉の下で犬の子涼かり
ひまはりの空を大きくして眠る
鴉鳴きをり炎天のすべり台

しなやかな少年の脚草清水
ひまわりや恋や愛やのなにぬねの
炎天のビル遠くより救急車
炎天に挑む気力や朝化粧

ひまはりや小さく言ひしさやうなら
ひまはりや体育館のロボコン部
ひまはりは東京むいて孤独かな
晴れたならもうひまわりはうつむかない

まつすぐに天突き蓮の蕾かな
豪雨禍や瓦礫の果のひまわり草
向日葵や骨太の足整立す
実行者でありたし炎天に涙す

以上です。
先月よりあんこちゃん、けんじさん参加でうれしいです。
今後ともよろしくお願いいたします。

次回は8月22日(水)で兼題は「残暑」です。


Re: 7月のまほろば句会 - 良

2018/07/22 (Sun) 11:12:29

記録的な猛暑日が続いていますね。お見舞申し上げます。
日本の季候が変ってしまったようです。冷房の部屋に籠もりオリンピックも命がけになりそう大丈夫なのかしら。災害地の映像を見てはオリンピックより先にやらねばならない事が沢山あるぞ!などど考えたりしています。

選をしましたよろしくお願いいたします。

○真ん中に向日葵を描く日記かな
夏休みという光景で良い雰囲気です。真ん中がいいです。

○ひまはりや坊主頭の三兄弟
中七下五がいいです。夏の元気さが伝わって来ます。

○鴉鳴きをり炎天のすべり台
人の気配の無い暑さに鴉の声のみの深閑さと火傷しそうなすべり台がいいと思いました。

○向日葵や骨太の足整立す
向日葵の風景の中に運動部の生徒達でしょうかそれとも元気な女性達が何かの準備をしているのでしょうか健康的な感じが伝わって来ました。

◎眠れない子ども向日葵の保育園
我が家の息子も保育園でお昼寝が苦手でした。そんな事を思いだしながら上手く詠まれたな-と思いました。

Re: 7月のまほろば句会 - あんこ

2018/07/23 (Mon) 12:43:12

今日は一番の暑さらしいです,こちらは.
皆さまもお体お気をつけてください.
私たちはおかげさまで食欲だけはあり(笑)
今日も頑張ってます!
今回もありがとうございました.選をいたしました.

◎蝉時雨雑誌に小さく麗子像
蝉時雨と麗子像のイメージが一緒になって
訴えかけるものがあります.少し怖いパワーを感じます.

○真ん中に向日葵を描く日記かな
気持ちよくて,大らかな句.夏休みらしいですね.

○向日葵の根方より見る空高し
いろいろな「空高し」があると思いますが,
「向日葵の根方」という花ではない視点からの
空の広がり,描き方が新鮮でした.

○ひまわりや恋や愛やのなにぬねの
軽妙なしらべ.ひまわりとなにぬねのの
楽しさとせつなさ.

○ひまはりは東京むいて孤独かな
戻ってこいよ,と呼んでるのかもしれませんね.

Re: 7月のまほろば句会 - まなかもなか

2018/07/24 (Tue) 11:07:57

良さん、あんこちゃん 選句ありがとうございます。
昨日の前橋は39℃だったようです。
先日、80歳のかたの「気力こそ長寿の杖よ夏盛り」という句に出会い萎えていてはダメよ~と思うのですが・・・

○ 三伏や無敵のごとき脹脛
 三伏と立派な脹脛がぴったりだと思いました。
 サッカー選手を思い浮かべたのですが、そのへんを歩いているおばさんだったらちょっとユーモラス。そしてちょっと羨ましい。

○ 眠れない子ども向日葵の保育園
 向日葵の力強さと対照的な眠れない小さな子ども、愛おしいです。

○ ひまはりの空を大きくして眠る
 こちらは上の句と違って大きな空の下で安眠している感じ。

○ 晴れたならもうひまはりはうつむかない
 実際は何日かするとだんだんうつむいて枯れていくのでしょうが、これは作者の希望!だと思います。
 向日葵は希望の花です。

◎ 真ん中に向日葵を描く日記かな
 明るくてわかりやすくて気持ちのいい句です。
 子どもの大きな希望と未来を祝福したくなります。
 
 

Re: 7月のまほろば句会 - 智水

2018/07/26 (Thu) 14:24:02

久しぶりに熱帯夜から解放されたと思ったら、台風が関東目指して進撃中のようです。来るなら来い、という元気がわいてきません。皆さんの無事を祈ります。
さて、選句です。

智水選

◎向日葵にうもれて進むひとりぼち
(映画「ひまわり」のソフィアローレンの姿が見えました。)
○コロッケパン咥え迷走夏の猫
(どろぼう猫のユーモラスな景が鮮やかです。)
○ひまはりや坊主頭の三兄弟
(あはは、ひまわりみたいな笑い顔。)
○鴉鳴きをり炎天のすべり台
(クソ暑いねえ、と鴉の兄ちゃんも鳴くのでしょう。)
○実行者でありたし炎天に涙す
(プロレタリア雑誌の力強い木版画の表紙ですね。)

まひる選

○向日葵にうもれて進むひとりぼち
○蝉時雨雑誌に小さく麗子像
S○Lの音遠のけり天の川
◎ひまはりの空を大きくして眠る
○炎天に挑む気力や朝化粧

ひろ選

○真ん中に向日葵を描く日記かな
○ひまはりや坊主頭の三兄弟
○日盛りやテレビの笑ふ待合室
○炎天のビル遠くより救急車
◎晴れたならもうひまわりはうつむかない

以上です。

Re: 7月のまほろば句会 紫泥

2018/08/01 (Wed) 11:36:17

8月になり、もう夏が終わるのではないかと思うくらい暑かった7月でした。でも、本当の暑さは例年これからです。参りますね。選句、以下の通りです。
〇 向日葵や遠ざかりゆく子の背中
 向日葵という明るく強いイメージの花と去りゆく子供の背中が好対照だと思いました。気張らず自然に詠んでいるところにも好感をもちました。

〇 ひまはりや坊主頭の三兄弟
 「三兄弟」が向日葵そのものなのか、いたずら坊主の三兄弟が向日葵の近くで遊んでいるのか曖昧模糊としているところに面白さを感じました。平易な言葉で表現しているところにも好感をもちました。

〇 炎天に挑む気力や朝化粧
 女性を見て居ると、偉いなあといつも思います。あの気力はどこから、何を目的になどと考えず、ただひたすら平伏いたします。これも平易な表現に惹かれました。ストレートすぎるところもこの句では生きていると思いました。

〇まつすぐに天突く蓮の蕾かな
 その通り。蓮の大きく結構高い葉の間から、まっすぐ蕾の伸びている景が浮かび、すがすがしい気分になりました。技巧を超えた素直な言葉に感銘しました。

◎ 蝉時雨雑誌に小さく麗子像
 公園のベンチか何かで、雑誌を広げる。暑さの中で文章など読む気はないけれど、見慣れた絵画はふと目に飛び込んでくる、などと勝手な想像をして選びました。「小さき」ではなく「小さく」としたのも、何か「動き」のようなものを意図的に表現したのかなあと思いました。 

Re: 7月のまほろば句会 - けんじ

2018/08/13 (Mon) 20:43:02

けんじです。選句遅くなってすみません。
よろしくお願いします。

○眠れない子ども向日葵の保育園

○SLの音遠のけり天の川

○森近きプラネタリウム晩夏光

◎鴉鳴きをり炎天のすべり台

○しなやかな少年の脚草清水


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